おはよう、後輩A君。
私は月に2回くらい、社外で小さな勉強会を開いているんだ。AIを使って、音楽つきのポモドーロタイマー動画を作る会だよ。参加するのは、AIを使うのがほぼ初めての人たちなんだ。
これまでは7人くらいで開いていたんだよ。9月23日の回は、それを3人に絞ったんだ。机も広く使えるようにしたよ。実験のつもりだったんだけどね。
結果は、3人とも完成して、YouTubeに動画を上げて帰ったんだ。アンケートでも、当日の様子でも、満足度は120%だったよ。
今日はその話なんだ。⚠️ ただ「人数は少ないほうがいい」という話じゃないんだよ。そこは最後まで読んでほしいな。
1. 7人だと、1人か2人が完成できずに帰っていたんだよ
7人で開いていたころ、毎回1人か2人が、完成できないまま帰っていたんだ。
作り方が難しいわけじゃないんだよ。テキストどおりに進めれば、たいていの人は作れるんだ。
困るのは、AIが、人によって、その時によって、違う動きをすることなんだよね。
同じ指示を出しても、ある人の画面では一発で進む
別の人の画面では、途中で質問が返ってくる
また別の人は、見たことのない画面で止まる
⚠️ これは前もって準備しきれないんだ。どこで止まるかが、毎回違うからね。
だから当日、止まった人のところへ行って、一緒に画面を見ることになるんだよ。初心者の人にとっては、そこで止まったら自分では進めないからね。
⚠️ そして7人いると、こうなるんだ。
1人の画面を見ているあいだ、ほかの人の手が止まる
2人目が止まると、1人目にかけられる時間が減る
終わりの時間になって、止まったままの人が残る
完成できなかった人は、当然ながら満足できないよね。「AIって難しい」と思って帰ってしまうんだ。それがいちばん悔しかったんだよ。
2. だから、人数を絞ったんだよ
考えたのは、こういうことなんだ。
ポイントは、当日、その人にどれだけの時間を使えるか
止まる場所は準備できない。でも止まったときに使える時間は、人数で決まるんだよね。
そこで9月23日の回は、3人にしたんだ。机も広々と使えるようにしたよ。隣の人の画面が近すぎると、自分の画面に集中しにくいからね。
⚠️ 正直に言うと、少し迷ったんだよ。人数を減らすと、届けられる人の数が減るからね。来たかった人が来られなくなるんだ。
3. 全員が完成して、YouTubeに上げて帰ったんだよ
結果はこうだったよ。
・3人とも、ポモドーロタイマー動画を完成させた
・3人とも、YouTubeに動画をアップロードできた
・さらに、これまでの回ではやれていなかった、YouTubeへの登録をClaudeと一緒にするところまで進めた
時間が余ったから、その先まで行けたんだよね。7人のころは、完成までで精一杯だったんだ。
満足度は、アンケートでも当日の様子でも120%だったよ。そして、こんな声まで出たんだ。
「Sunoをもっと知りたい」
これがいちばんうれしかったんだよ。完成して終わりじゃなくて、次に進みたくなって帰ったということだからね。
4. ⚠️ でも数字だけで見ると、小さく見えるんだよ
ここからが今日いちばん書きたかったところなんだ。
この回を数字だけで見ると、こうなるんだよ。
参加者 7人 → 3人(半分以下)
完成した人 5〜6人 → 3人(減った)
⚠️ 完成した人の数だけで比べると、7人の回のほうが多いんだよね。
もう1つあるんだ。勉強会のテキストは、社外の記事置き場に載せていて、参加する人には前もって読んでもらっているんだよ。その閲覧数を見たら、勉強会の日を含む4日間で、私の記事ぜんぶ合わせて+9だったんだ。3人しか来ないんだから、当然なんだけどね。
数字だけを並べると、「人を減らして、成果も減った」ように見えるんだよ。
でも、私がこの会でいちばん減らしたかったのは、完成できずに帰る人だったんだ。
完成できずに帰った人 1〜2人 → 0人
見る数字を変えると、結果は正反対になるんだよね。
5. 何を数えるかは、目的から決めるんだよ
人数を増やすと、数字は増えるんだ。参加者も、閲覧数も、完成した人の数もね。
⚠️ でも、1人あたりにかけられるものは薄くなるんだよ。
これは勉強会だけの話じゃないと思うんだ。
研修を「何人に受けてもらったか」で数える
レビューを「何件見たか」で数える
説明会を「何人来たか」で数える
どれも大事な数字なんだよ。でもその数字を増やすこと自体が目的になると、取り残される人が見えなくなるんだ。
私は「できた!」という体験を設計するのが、勉強会の仕事だと前に書いたよね。今回は、その考え方を人数という形で試してみたんだと思うんだ。
6. 次は、3人か4人で試すんだよ
次からは3人か4人にするつもりなんだ。開く場所の机の大きさによって決めるよ。
⚠️ 「3人がいちばんいい」と決めたわけじゃないんだよ。
私が探しているのは、誰も取り残さずに済む、いちばん多い人数なんだ。少なすぎると、来たい人が来られない。多すぎると、完成できない人が出る。そのあいだのどこかにあるはずなんだよね。
⭐ だから1回ずつ、人数と「完成できずに帰った人」の数を並べて見ていこうと思っているんだ。4人でも全員が完成できたなら、次は5人を試せばいいからね。
結論:人数は、取り残さない上限で決めようか
今日の話をまとめるとこうだよ。
① 7人だと、毎回1〜2人が完成できずに帰っていた
② ⚠️ 原因は、AIの動きが人によって違い、前もって準備しきれないこと
③ だから「当日その人にどれだけ時間を使えるか」で人数を決めて、3人に絞った
④ 3人とも完成し、YouTubeに上げ、その先まで進めた。満足度120%
⑤ ⚠️ でも数字だけで見ると、参加者も完成した人数も減っている
⑥ 目的から見る数字(完成できずに帰った人)は、1〜2人 → 0人
⑦ 次は3〜4人。取り残さずに済む、いちばん多い人数を探していく
⚠️ 今日の話は、対面で、初心者が、AIを使って1つの作品を完成させる会の話なんだ。オンラインの勉強会は、画面の見え方も手の貸し方も違うから、同じようには比べられないんだよね。
後輩A君も、いつか人に教える側になると思うんだ。そのとき、何人に届けたかを数えるのは簡単なんだよ。
でも、何人を取り残したかも一緒に数えてみようか。増やすのは、取り残す人が0のままでいられるところまででいいんだよ。
よくある質問
Q1. 人数を減らすと、来たかった人が来られなくなりませんか
なるよ。そこは本当に迷ったところなんだ。⚠️ ただ私の場合は月に2回くらい開いているから、今回来られなかった人には次の回に来てもらえるんだよね。1回を大きくするより、回を重ねて受け止めるほうを選んだんだ。
Q2. AIの動きが人によって違うのは、なぜですか
AIは、同じ指示を出しても、毎回まったく同じ答えを返すわけではないんだよ。それに、使っている人のパソコンの設定や、それまでのやりとりによっても進み方が変わるんだ。⚠️ だから「この手順なら全員ここで止まる」という準備ができないんだよね。止まる場所は準備できないから、止まったときの時間を準備する、と考えるようにしたんだ。
Q3. 3人と4人では、何が違うんですか
⚠️ まだ分からないんだ。4人ではまだ開いていないからね。次に試して、完成できずに帰った人が0のままなら、4人でも大丈夫だったということになるよ。そうやって1回ずつ確かめていくつもりなんだ。
Q4. 少人数にしたら、ほかに変わったことはありますか
時間が余って、その先まで進めたことだね。7人のころは完成までで終わっていたけれど、今回はYouTubeへの登録をClaudeと一緒にするところまでできたんだ。「Sunoをもっと知りたい」という声が出たのも、完成したあとに余裕があったからだと思うんだよ。
【本日のミッション:取り残した人を数えてみようか】
- ☐ 自分が教えたり説明したりした場で、ついてこられなかった人が何人いたか思い出してみようか
- ☐ その場の人数が、1人にかけられる時間に見合っていたか考えてみようか
- ☐ 次に場を作るとき、「何人に届けるか」と「何人を取り残さないか」を両方決めてから始めてみようか
- ☐ (後輩A君へ)数字が小さくなるのを怖がらなくていいんだよ。⚠️ その数字が、目的を表しているかどうかのほうが大事なんだ。小さくても、来た人全員が笑って帰れたなら、それが答えなんだよ
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