おはよう、後輩A君。
AIで音楽を作るとき、こんな迷いがあるよね。「歌詞ってAIに書いてもらった方がいいの?それとも自分で書くべき?」――私も、Sunoで応援ソング30曲以上を作ってきた中で、ずいぶん試行錯誤したところだよ。
今日はね、その経験から辿り着いた「AI歌詞と自作歌詞、こう使い分けるのが一番いい」という結論を、正直に書くよ。「まる投げすると寒い歌詞になる」「でも全部自分で書くのは大変」――このジレンマの答えを、実例つきで整理するよ。
1. まる投げAIで書いた歌詞は、どうして「刺さらない」んだよ
まず、私の失敗談から始めるよ。応援ソングを作り始めた頃、私はこう頼んでいたんだ。
「頑張る人を応援する歌詞を書いて。日本語で3分の曲用。」
返ってきた歌詞は、こんな感じだった。
「明日に向かって歩き続けよう/夢は必ず叶うから/諦めないで進んでいこう/君ならきっとできるから」
……なんか、聞いたことあるよね。悪くはない、けど「刺さらない」んだよ。歌詞にはあるはずの「その人だけの体験」がないから、誰の心にも引っかからないんだよね。
AIは、頼まれた通りに「応援の言葉」を並べてくれる。でも、AIが持っていないものがあるんだよ。それは「あなたが今、何に悩んでいるか」「あなたが誰を応援したいか」「あなたが実際に見てきた景色」――これがない歌詞は、量産型テンプレになってしまうんだよね。
2. 全部自分で書くのも、実は続かないんだよ
「じゃあ全部自分で書けばいいんだ」――私は途中で、そう考えた時期もあったよ。実際、1〜2曲は書けたんだ。でも、これも壁があった。
・毎日1曲書くペースだと、言葉のストックが尽きる
・韻を踏む、リズムを整える、といった「歌詞技術」が素人では難しい
・アイデアが1つ浮かんでも、3分に膨らませるのが辛い
特に「ワンフレーズだけ強く伝えたいこと」があっても、そこから前後を膨らませるのが素人には大変なんだよね。「もう一歩だけ」というフレーズが浮かんでも、そこから曲になるまでの2行・8行・16行を1人で埋めるのは、思ったよりずっと重労働だよ。
3. 私の答え:「種は自分、育てるのはAI」なんだよ
試行錯誤の末、私が今やっている方法はこうだよ。
①「一番伝えたい1〜2行」を自分で書く(歌詞の芯・種になる部分)
②その周りをAIに膨らませてもらう(残りの13〜14行)
③返ってきた歌詞を自分で編集する(違和感のある言葉を差し替え)
この方法だと、「あなたの個性」と「AIの生産性」の両方が手に入るんだよ。1曲まるまる自分で書くより10倍早いし、まる投げより10倍刺さる歌詞になる。私はこの型で31曲書いてきたよ。
4. 実際の頼み方、公開するよ
言葉より、実物を見た方が早いよね。私が実際にAIに頼むときのプロンプトを、そのまま出すよ。
【AI(Claude/ChatGPT)への依頼文】
Sunoで曲を作るための日本語の歌詞を書いてほしい。以下の条件で。
・伝えたいメッセージ:「もう一歩だけ、進んでみよう」
・シチュエーション:夜中まで頑張っている人が、朝方にふと窓の外を見る瞬間
・入れたい言葉:「もう一歩だけ」「よく頑張ったね」
・曲の長さ:2〜3分想定(Verse×2+Chorus×2+Bridge×1)
・雰囲気:優しく寄り添う、押し付けがましくない
・NG:「夢を追いかけよう」「諦めないで」「君ならできる」などの手垢のついたフレーズ
ポイントは4つ。①伝えたいメッセージ ②具体的なシチュエーション ③入れたい言葉 ④NGフレーズ――これを最初に渡すと、AIはずいぶん「あなただけの歌詞」に近い形で返してくれるんだよ。特に「NGフレーズ」を書くのが効くよ。テンプレ的な言葉を先に禁止しておくと、AIは代わりの表現をひねり出してくれるんだよね。
5. 返ってきた歌詞、そのまま使わないんだよ
AIから歌詞が返ってきても、そのまま使ってはいけないよ。必ず自分で読み直して、違和感のある言葉を差し替える。ここが「あなたの歌」になる最後の仕上げだよ。
差し替えのコツをいくつか教えるね。
差し替えたくなる典型パターン
・「〜だろう」「〜さ」など、自分が普段使わない語尾
・「輝く未来」「羽ばたく」など、ちょっと大げさな比喩
・「ありがとう」「大好き」など、直球すぎる感情表現
・自分の生活感覚と合わない言葉(例:「凱旋門」「オーロラ」)
私は歌詞を印刷して、赤ペンで違和感のある言葉に丸をつけていくんだよね。この工程を10分やるだけで、歌詞が「AIが書いたっぽい」から「私が伝えたい」に変わる。AIとの共作で一番大事なのが、この「最後の編集」なんだよ。
6. Sunoが「勝手に歌詞を変える」問題への対処法
ちょっと実践的な話も入れておくよ。歌詞を渡したのに、Sunoが勝手に別の言葉で歌ってしまうことがあるんだよね。これ、AIの音楽生成あるあるだよ。
対処法は2つ。
①難しい漢字はひらがなで書く
「凛として」「儚い」など、読みが揺れる漢字はSunoが誤読する。ひらがなで「りんとして」「はかない」と書けば、狙い通りに歌ってくれる確率が上がる。②構造タグを歌詞に入れる
歌詞の頭に「[Verse 1]」「[Chorus]」「[Bridge]」といった英語の構造タグを入れると、Sunoが曲の展開を理解してくれて、歌詞ズレが減る。ちょっとした一手間だけど、効果は大きいよ。
結論:AI歌詞は「共作」の道具、ではまる投げの相棒じゃないんだよ
Sunoの歌詞づくり、まとめるとこうだよ。
①まる投げは「刺さらない量産型歌詞」になる
②全部自作は続かない(毎日ペースなら特に)
③理想は「種は自分、育てるのはAI、仕上げも自分」の共作型
④依頼文には「NGフレーズ」を必ず書く(テンプレ排除の魔法の一行)
⑤返ってきた歌詞は必ず自分で編集して「あなたの言葉」に変える
大事な考え方は、「AIは共作の相手であって、丸投げの相手ではない」ということだよ。歌詞に限らず、AIとの付き合い方の本質はここにあると思っている。あなたにしか書けない「1〜2行」を持ち込む人だけが、AIの生産性を自分のものにできる――私は31曲書いてきて、これがハッキリしたんだよね。
後輩A君も、次にSunoで曲を作るときは、まず「一番伝えたい1行」を紙に書いてから始めてみようか。その1行があるかないかで、出来上がる曲の重みが変わってくるんだよ。
よくある質問
Q1. 「一番伝えたい1行」が思いつかないときは?
そういうときは、まず「誰に向けて書くか」を決めるのがコツだよ。「疲れて帰ってきた自分」「新社会人の後輩」「深夜に頑張っているシングルマザー」――具体的な誰か1人を思い浮かべると、その人にかけたい言葉が浮かんでくる。ターゲットが決まれば、伝えたいメッセージも自然と決まるんだよね。
Q2. AIに歌詞を頼むとき、日本語のClaudeとChatGPT、どっちがいい?
どちらでもいいけど、私はClaudeを使うことが多いよ。Claudeの方が「押し付けがましくない優しい表現」が得意な印象がある。逆に、勢いのある熱血ソングを書きたいときはChatGPTの方が向くこともあるね。両方試して、あなたの曲調に合う方を選ぶといいよ。
Q3. 歌詞の著作権はどうなるの?
AIに書いてもらった歌詞をそのまま使う場合、「AI生成物の著作権」の扱いは国によって違うし、まだ議論中の分野だよ。安全策としては、自分で編集を加えて「あなたが最終判断した歌詞」にしておくことだね。編集の程度が大きいほど、「あなたの創作物」として主張しやすくなるよ。
Q4. AIに書いてもらった歌詞、「もう1回別のバージョンを」と頼んでもいい?
もちろん。「別のパターンでもう1つ書いて」「もっと切ない感じで」など、追加注文を何度もするのが普通の使い方だよ。1回目でOKになることは稀で、私も5〜10回のやり取りを経て歌詞を仕上げることが多いんだよね。無料版のClaudeやChatGPTでも、この程度のやり取りは十分できるよ。
【本日のミッション:あなたの「1行」を書いてみようか】
- ☐ 今、誰かに伝えたいメッセージを、1行だけ書いてみようか
- ☐ その1行をClaudeに渡して、「これを核にした歌詞を書いて」と頼んでみようか
- ☐ (後輩A君へ)AIは丸投げの相手じゃなくて、共作の相棒なんだよ。あなたの「1行」を持ち込む人が、AIを使いこなせるんだ
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