おはよう、後輩A君。
今日はちょっとマニアックな話をしようかと思ってるんだよ。
勉強会って、やりっぱなしにしてもったいないな、と前から思ってたんだよね。「あのとき何て言ってたっけ」ってなっても、動画を69分見直すのはしんどいじゃない。
そこで今回、「AIで復習資料を自動で作る」というのをやってみたんだよ。
1. まず動画を「文字」にしようとしたんだよ
手元には69分28秒の勉強会の画面収録動画があったんだよ。これをまずテキストにしないと話が始まらない。
音声認識にはOpenAIのWhisperというAIを使ったんだよ。
Whisperとは:OpenAIが無料で公開している音声認識AI。日本語の文字起こしも精度が高い。
最初にMacで処理しようとしたんだけど、これが想定外の苦戦だったんだよ。
「2時間くらいで終わるかな」と思っていたのに、3時間経っても終わらなかったんだよね。高精度モデルは重すぎると思ってレベルを落としてみたんだけど、それでも3時間で終わらなかった。
しかもね、文字起こしの処理中はパソコン全体の負荷がものすごく高くて、他の作業が何もできない状態になってしまったんだよ。3時間、ただ待つだけ。それで断念したんだよね。
「他にやり方はないの?」って調べた結果、Googleが無料で提供しているGoogle Colabというクラウド環境を使うという方法にたどり着いたんだよ。
GPUを無料で借りてクラウド上で処理したら、69分の音声が約30分で文字起こし完了。Macでの苦労がうそみたいだったんだよ。
2. 文字起こしには「誤り」があったんだよ
出てきたテキストを見たら、いくつかWhisperが聞き間違えた部分があったんだよ。
たとえばこういうやつ。
誤:FPS引っ掻きゲーム → 正:FPSシューティングゲーム
誤:外部セクション → 正:外部設計書
誤:スペック10MD → 正:spec.md(マークダウン形式のファイル名)
音で聞いていると意味がわかるけど、文字にすると全然違う言葉になってしまうやつだよね。
これをClaudeに読ませて「技術的に正確でない発言や誤転写があれば教えて」と聞いたら、複数の訂正ポイントを教えてくれたんだよ。さらに技術的な補足まで一緒に提案してくれて、その内容も復習資料に盛り込めたんだよ。
3. 訂正済みのテキストから、復習資料を作ったんだよ
テキストが整ったら、今度はそれを復習資料にする作業。
Claudeに「このトランスクリプトをもとに、発表者ごとにまとめた復習資料をWord形式で作って」と指示して、JavaScriptのスクリプトを生成させてそのまま実行。
出来上がった.docxファイルには、こんな内容が入ってたんだよ。
- 発表者5名それぞれの作品・改善点・所要時間をまとめたカード形式の表
- 訂正注釈(⚠️):技術的に不正確だった発言の訂正コメント
- 補足注釈(📌):専門用語の解説
- 今回の学びのまとめ表
動画を撮ってから復習資料が手元に届くまで、かかった時間はトータルで約2時間。昔なら丸一日かかっていた作業だよ。
4. 「AIでAIの勉強会資料を作る」というのが、地味に気持ちよかったんだよ
AIエージェントの勉強会を開いて、その記録をAIで文字起こしして、AIで誤り検出して、AIで資料にする。
なんか全部AIが回してくれてるな、という感覚があったんだよね。
私がやったのは実質こんなことだよ。
- 動画をGoogle Colabにアップして実行ボタンを押した
- Claudeに「このテキストの誤りを教えて」と聞いた
- Claudeに「復習資料を作って」と指示した
それだけ。コードは書いてないし、構成を考えるのもClaudeだったんだよ。
5. これ、会議の議事録にもそのまま使えるよ
今回はMacでの失敗→Google Colabへの乗り換えという遠回りをしたんだけど、その過程で「次からはこう動こう」という流れがはっきり見えたんだよ。
①動画・音声ファイルを用意する
②Google ColabでWhisperを動かして文字起こし(無料・約30分)
③Claudeにテキストを読ませて「誤りや技術的な不正確な発言を教えて」と聞く
④「このテキストをもとに議事録(または復習資料)を作って」と指示する
⑤出来上がったWordファイルをGoogleドライブに保存
最初からこの手順で動けば、3時間も待って断念なんてことにはならなかったんだよね。失敗したからこそ手順がはっきりした、というやつだよ。
会議でもチームの定例でも、同じやり方でできるんだよ。一回この流れを試してしまえば、あとは繰り返せるから。後輩A君も、次の会議で一回やってみようか。
結論:「記録する」がここまで楽になった時代に、やらないのはもったいないよ
議事録を書くのが苦手、会議の後に何も残らない、そういう悩みを抱えている人に届いてほしいんだよね。
もう手で打ち込まなくていい。話したことが自動で資料になる時代なんだよ。
後輩A君も「この会議、記録しておきたいな」と思ったら、まず録音することから始めてみようか。それだけで全部が変わってくるから。
【本日のミッション:記録をAIに任せてみようか】
- ☐ 次の会議・勉強会をスマホで録音してみようか(iPhoneなら「ボイスメモ」でOK)
- ☐ Google ColabでWhisperを動かす方法を一回調べてみようか
- ☐ (後輩A君へ)「記録が苦手」なんじゃなくて「記録の方法を知らなかった」だけなんだよ。それが今日わかったんじゃないかな

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