おはよう、後輩A君。
2年ほど前に、私は通信費を減らすためにSIMを選び直した話を書いたんだ。その時に立てた計画は、こうだったよ。
大手キャリア 月6,000円
↓
楽天モバイル+mineoの2枚使い 月2,000円
2社を組み合わせて、いいとこ取りをする作戦だね。……この計画、見事に外れたんだよ。
今日は2年経った今、実際どうなったかを正直に書くよ。結論から言うと、目的の方は達成できたんだ。
1. 2枚使いの計画は、3日で崩れたんだよ
まず計画の中身を説明するね。
楽天モバイルは使った分だけ払うプランで、たくさん使うと上限に達する仕組みなんだ。mineoには「マイそく」という、速度は控えめだけど定額という安いプランがある。
だから私はこう考えたんだよ。
ふだんの通信はmineoの安いプランで済ませる。
足りない時だけ楽天を使えば、楽天の料金は下の段階に抑えられる。
理屈としては合っているよね。実際、契約するまでは名案だと思っていたよ。
でも使い始めてすぐ、壁にぶつかったんだ。mineoのマイそくには「3日間で10GB」という上限があったんだよね。それを超えると、さらに速度が落ちてしまうんだ。
私の使い方だと、これにあっさり引っかかった。動画も見るし、調べ物もするからね。結果、mineoはほとんど使いものにならなかったんだよ。
――ここが大事なところなんだ。この制限は、契約する前から公開されていた情報なんだよ。私が見落としていたわけじゃない。ちゃんと書いてあったんだ。
でも「3日で10GB」という数字が、自分にとってどれくらいの重さなのか、使う前には分からなかったんだよね。
2. mineoを解約して、楽天1本にしたんだよ
mineoが使えないなら、通信は楽天でやるしかないよね。そして楽天は、たくさん使うとデータ無制限になるプランなんだ。
つまりこうなったんだよ。
楽天を無制限まで使う
↓
mineoを使う理由がなくなる
↓
mineoは解約
2枚使いで安くするつもりが、1枚に戻ったんだ。計画としては完全な失敗だよね。
でも――ここで数字を見てほしいんだ。
3. で、いくらになったのか
今の私の通信費はこうだよ。
楽天モバイル データ無制限+家族割 月3,168円
(2026年8月時点。プラン内容は変わることがあるから、最新は公式で確認してね)
目標だった2,000円には届かなかったね。計画は外れたんだ。
でも、元と比べるとこうなるよ。
大手キャリア時代 月6,000円
現在 月3,168円
差 月2,832円
年間にすると約34,000円。2年で約68,000円だね。
「2,000円にする」という計画は失敗したけれど、「通信費を減らす」という目的は達成できていたんだよ。
これ、後輩A君にいちばん伝えたいところなんだ。計画と目的は別のものなんだよね。計画が崩れた時、私たちはつい「失敗した」と感じてしまうけれど、目的の方を見れば、届いていることがあるんだ。
4. 実は、光回線を1度も契約していないんだよ
もうひとつ、書いておきたいことがあるんだ。
私は家に光回線を引いていないんだよ。引いたことが一度もないんだ。
家でネットを使う時も、スマホの回線をそのまま使っている。無制限プランだからできることだね。ちなみに今月の使用量は約60GBだよ。
もちろん、光回線を引いた方が通信は安定すると思うよ。速度も出るだろうしね。でもひとり暮らしの私には、これで足りているんだ。
ここで考えてみてほしいんだよ。もし光回線を引いていたら、月に4,000〜5,000円くらいはかかるよね。
スマホ 3,168円 + 光回線 4,000〜5,000円 = 7,000〜8,000円
それが今は 3,168円だけ
つまり私がやったのは「スマホを安くした」ことだけじゃないんだ。光回線という支出を、最初から作らなかったということなんだよね。
節約の話をする時、私たちは「今払っているものをどう減らすか」ばかり考えがちだよね。でも実は「そもそも持たない」という選択の方が、効きが大きいことがあるんだ。
ただし、これはひとり暮らしで、家族が同時に使わないから成り立っている話だよ。家族がいて全員が動画を見るような環境なら、答えは変わってくると思うんだ。私の条件では、こうだった――そういう話として読んでほしいな。
5. 2年使って分かった、いちばんの教訓
振り返ると、私の失敗はひとつだけだったんだ。
組み合わせて最安を狙おうとしたこと。
2社を使い分ければ、それぞれの安いところを取れる――理屈は合っていたよ。でも実際にやってみると、制限に引っかかるし、管理も面倒だったんだ。どっちの回線を使っているか気にしながら生活するのは、思ったより疲れるんだよね。
1本にしたら、その面倒が全部消えたよ。何も考えなくていい。繋がっているか気にしなくていい。安さのために払っていた「気にするコスト」が、ゼロになったんだ。
これ、通信の話だけじゃないと思うんだよ。
AIのサービスもそうだよね。安いのを何個も契約して使い分けるより、1つに絞った方が結局うまくいく――私はサブスクの話でも同じ結論に行き着いたんだ。
組み合わせの最適化は、頭では楽しいけれど、暮らしでは面倒なんだよね。
6. 今もひとつだけ、迷っていることがあるんだよ
きれいにまとめて終わりたいところだけど、正直に書いておくね。楽天1本には弱点があるんだ。
繋がらない場所があるんだよ。建物の奥や地下では、電波が届かないことがあるんだよね。ふだんは困らないけれど、出先で「ここで繋がらないと困る」という場面に当たると、ひやりとするんだ。
だから今、サブの回線を持つべきか迷っているところなんだよ。安い回線をもう1枚持っておけば保険になる。でもそれって――2年前に失敗した「2枚使い」に戻るということでもあるんだよね。
まだ答えは出ていないよ。ただ、前回と違うのは目的がはっきりしていることだね。前は「安くするため」の2枚だった。今度は「繋がらない時のため」の2枚なんだ。目的が違えば、同じ形でも結果は変わると思っているよ。
答えが出たら、また書くね。
結論:計画が外れても、目的に届いていればいいんだよ
今日の話をまとめるとこうだよ。
① 2社の組み合わせで月2,000円を狙った → 失敗
② 原因は3日で10GBという上限。公開されていたが、重さが分からなかった
③ mineoを解約して楽天1本に。現在月3,168円
④ 目標は外れたが、6,000円→3,168円。2年で約68,000円の差
⑤ 光回線は1度も契約していない。持たない選択も節約になる
⑥ 組み合わせの最適化より、1本のシンプルさが暮らしには合っていた
2年前の私は、計画が崩れた時に「失敗した」と思ったんだよ。せっかく調べて、比較して、決めたのにね。
でも今こうして数字を並べてみると、ちゃんと目的地には着いていたんだよね。ルートが変わっただけだったんだ。
後輩A君も、立てた計画が崩れることはあると思うよ。その時は「計画が失敗した」ではなく「目的にはどれくらい近づいた?」と聞いてみようか。案外、もう着いていることがあるんだよ。
そして、やってみないと分からないことは必ずあるんだ。調べ尽くしてから動くより、小さく試して直す方が早い――2年かけて、私はそう思うようになったよ。
よくある質問
Q1. 楽天モバイルだけで、家のネットも本当に足りるの?
ひとり暮らしで、私の使い方なら足りているよ。今月は約60GB使っているけれど、無制限プランなので追加の料金はかからないんだ。ただし家族が同時に動画を見るような環境だと厳しいと思うよ。あくまで「ひとりで使う分には足りた」という話として読んでほしいな。
Q2. mineoのマイそくは、そんなに使えないの?
そんなことはないよ。私の使い方に合わなかっただけなんだ。データをあまり使わない人や、昼の時間帯にスマホを触らない人なら、あの安さはとても魅力的だと思うよ。プランの良し悪しではなく、自分の使い方と合うかどうかなんだよね。
Q3. 2社を組み合わせるのは、やめた方がいい?
一概には言えないよ。ただ私の経験から言うと、「安くするため」の組み合わせは長続きしにくいと思うんだ。管理の手間が毎日かかるからね。逆に「繋がらない時の保険」のような、目的がはっきりした組み合わせなら意味があると思うよ。今の私が迷っているのは、まさにそこなんだ。
Q4. 乗り換えの手続きは大変だった?
思ったより簡単だったよ。ただ、うまくいかない場面もあったんだ。以前2枚使いで電話が非通知になる問題や、ルーターにSIMを入れたら動かなくなった話も書いているよ。面白いのは、この2つの解決策を、今の私はもう使っていないということだね。2枚使いをやめたから、そもそも問題が起きないんだ。いちばん確実な解決は、その問題が起きない形にすることなのかもしれないね。
【本日のミッション:目的にどれくらい近づいたか、数えてみようか】
- ☐ 今の通信費を確認して、1年でいくら払っているかを計算してみようか
- ☐ 「使っていないのに払っているもの」がないか、契約を1つ見直してみようか
- ☐ (後輩A君へ)計画が崩れた時は「目的にはどれくらい近づいた?」と聞いてみようか。案外もう着いているんだよ
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