SEO施策から3ヶ月。クリックが3.9倍になったけど、正直に書くよ

AI活用

おはよう、後輩A君。

7月に、このブログでいろいろ試したんだ。記事を増やしたり、タイトルを変えたり、記事同士をつないだり。2ヶ月目の報告を書いたのが7月の頭だから、あれから約1ヶ月半だね。

今日はその結果を、数字をそのまま並べて報告するよ。良かったところも、そうでないところもね。

1. まず全体の数字だよ

検索から来た人の数を、2つの期間で比べてみるね。

直近28日(7/13〜8/9)
クリック 46 表示 477 CTR 9.6% 平均順位 13.6位

3ヶ月合計(5/10〜8/9)
クリック 72 表示 1,260 CTR 5.7% 平均順位 17.0位

ここから引き算すると、その前の62日間はクリック26回だったことになるんだ。1日あたりに直すとこうだよ。

前の62日間  1日あたり 0.42 クリック
直近の28日間 1日あたり 1.64 クリック

――3.9倍だね。

正直、この数字を見たときは嬉しかったよ。でも同時に、後輩A君に伝えておきたいことがあるんだ。

2. でも、母数が小さいんだよ

3.9倍というと立派に聞こえるよね。でも中身はこうなんだ。

1日あたり0.42人 → 1日あたり1.64人

1人が4人になっただけなんだよ。

これ、大事なところだと思うんだ。母数が小さいと、倍率は簡単に大きくなるからね。1が4になれば4倍だけど、100が400になるのとは全然違う話だよ。

数字を報告するとき、倍率だけ書くと立派に見えてしまうんだ。だから私は必ず元の数も一緒に書くようにしているよ。「3.9倍」と「1日1.6人」は同じことを言っているけれど、受け取る印象は全然違うよね。

後輩A君も、報告を作るときは気をつけてみようか。倍率と実数はセットで出すんだ。そうしないと、あとで「思っていたのと違う」と言われることになるからね。

3. いちばん効いたのは「畑を増やしたこと」だったよ

記事ごとの数字を見ると、はっきりした傾向が出ていたんだ。3ヶ月のトップ5がこれだよ。

Excelの記事   クリック 23 表示 202 CTR 11.4%
② みずほ銀行の記事  クリック 13 表示 512 CTR 2.5%
③ 音楽AIのカバー機能 クリック 11 表示 48 CTR 22.9%
④ 音楽AIのトラブル集 クリック 4  表示 25 CTR 16%
⑤ 動画の文字起こし  クリック 4  表示 23 CTR 17.4%

1位がExcelの記事なんだ。しかも2位に大きく差をつけているね。

これ、実は7月に気づいていたことなんだよ。Excelの記事がサイトで一番読まれているのに、Excelの記事は1本しかなかったんだ。だから8月に2本足したんだよ。「先頭の0が消える」「1-2が日付になる」の2本だね。

よく育つ畑を見つけたら、その畑を広げる。当たり前のようだけど、これがいちばん効いたんだ。

新しいことを始めるより、すでに芽が出ているところに水をやる方が早いんだよね。後輩A君の仕事でも、同じことが言えると思うよ。うまくいっている仕事のとなりに、次の仕事があるんだ。

4. 効かなかったこと:7本まとめて出したこと

ここは失敗として書いておくね。

7月の下旬に、音楽AIの記事を7本まとめて公開したんだ。一気に出せば固まりとして評価されるかな、と思ってね。

結果はこうだったよ。

7本のうち、数字が出ているのは2本だけ
残りの5本は、上位10件に入っていない

数字が伸びなかったこと自体は、まあ仕方ないんだ。問題はそこじゃないんだよ。

どれが効いたのか、分からなくなったことなんだ。

7本を同じ週に出したから、もし全体が伸びても、どの記事のおかげか特定できないんだよね。逆に伸びなくても、どれが悪かったのか分からない。次に活かせないんだ。

だからExcelのときは3本で止めたんだよ。3本なら追いかけられるからね。

これ、仕事でも同じだと思うんだ。改善策を5つ同時に入れると、どれが効いたか永久に分からないよね。効果を測りたいなら、変えるのは一度にひとつなんだ。

5. 順位より、CTRの方が動いたんだよ

もうひとつ、意外だったことがあるんだ。

3ヶ月と直近28日を並べると、こうなっていたんだよ。

平均順位 17.0位 → 13.6位(3.4位アップ)
CTR   5.7% → 9.6%1.7倍

順位も上がったけれど、CTRの伸びの方が大きいんだ。

CTRというのは検索結果に出たとき、何%の人がクリックしたかという数字だよ。同じ順位でも、タイトルが刺されば上がるし、刺さらなければ下がるんだ。

これはこの前の記事で書いたことと重なるね。順位を上げるのは時間がかかるけれど、CTRはタイトルを直せば今日変えられるんだ。

実際、③の音楽AIの記事はCTRが22.9%なんだよ。表示はたった48回なのに11人が来ている。一方②のみずほ銀行の記事は、表示512回でクリック13なんだ。

表示が10倍あっても、クリックは下回る。ここが面白いところだよね。

6. 途中経過:まだ答えが出ていないこと

正直に、まだ分からないことも書いておくね。

②のみずほ銀行の記事は、8月の頭にタイトルを短く書き直したんだ。40字あったのを30字にしてね。検索した人が探しているものと、タイトルがずれていると思ったからだよ。

今回の数字は2.5%。書き直す前が2.7%だったから、下がっているように見えるね。

でもこれ、3ヶ月の平均なんだ。書き直したのは8月の頭だから、直近1週間ぶんしか反映されていないんだよ。3ヶ月分の古い数字に薄められている状態だね。

だから今は判定できないんだ。8月の下旬にもう一度見て、そのとき答えを出すよ。

――こういうのって、つい早く結論を出したくなるよね。でも数字が出そろう前に判断すると、間違った学習をしてしまうんだ。「あれは効かなかった」と覚えてしまって、二度とやらなくなる。それがいちばんもったいないと思うんだよ。

7. これからの3ヶ月でやること

今回の結果を受けて、こう決めたよ。

① Excelの畑をもう少し広げる
一番育っている場所だからね。ただし3本ずつ。効果が測れる単位で進めるよ。

② まとめて出すのをやめる
何本もの記事を同じ週に出さない。1本出したら、その1本を追いかける

③ CTRの低い記事を探して直す
順位は悪くないのに読まれていない記事を見つけて、タイトルを見直すよ。順位を上げるより早いからね。

④ 8月下旬にみずほ記事を再判定
今日は保留にしたけれど、忘れないように日付を決めておくよ。

結論:数字は、良いところだけ見ると学べないんだよ

今日の話をまとめるとこうだよ。

① クリックは1日あたり3.9倍。ただし0.42人が1.64人になっただけ
② いちばん効いたのは育っている畑を広げたこと
7本まとめて出したのは失敗。どれが効いたか分からなくなった
④ 順位よりCTRの方が大きく動いた
⑤ 判定できないものは「保留」と書いて日付を決める
⑥ 報告するときは倍率と実数をセットで出す

この報告を書きながら、いちばん考えたのは「3.9倍」をどう書くかだったんだ。

そのまま「3.9倍になりました」と書けば、立派な報告になるよね。嘘は言っていないし、誰も文句を言わない。

でもそれをやると、私自身が勘違いするんだ。「うまくいっている」と思い込んで、次の判断を間違えるんだよね。

だから数字は、自分に都合の悪い形でも並べておくことにしているよ。報告は相手のためだけじゃなくて、半年後の自分のためでもあるんだ。

後輩A君も、何かの結果をまとめるときは――良かったところと、そうでないところを、同じ大きさで書いてみようか。そのほうが、次に打つ手がはっきりするんだよ。

よくある質問

Q1. 1日1.6人って、少なすぎませんか?

少ないよ。まったくそのとおりだね。でも3ヶ月前は1日0.4人だったんだ。ゼロの日も普通にあったよ。少ない数字を恥ずかしがって書かないでいると、伸びたことにも気づけないんだよね。だから私は実数を出しているんだ。

Q2. CTRはどれくらいあればいいの?

検索結果の順位によって基準が変わるので、一概には言えないんだ。ただ自分のサイトの中で比べるのは意味があるよ。私の場合、同じくらいの順位の記事でCTRが2.5%と22.9%に分かれていた。この差は順位のせいではないから、低い方に何か原因があると考えられるよね。

Q3. まとめて記事を出すのは、絶対にダメ?

そうとも言い切れないよ。効果測定をあきらめる覚悟があるなら、まとめて出す価値はあると思うんだ。急いで存在を知らせたいときなんかはね。私が失敗だったと思うのは、測るつもりでいたのに測れない形にしてしまったことだよ。目的と方法がずれていたんだ。

Q4. 効果測定って、どれくらいの間隔でやればいい?

私は1ヶ月に1回くらいがちょうどいいと感じているよ。週1だと数字が動かなくて焦るし、3ヶ月空けると原因を忘れてしまうからね。あと大事なのは測る日を先に決めておくことだよ。「気が向いたら見る」だと、良さそうなときだけ見ることになってしまうんだ。

【本日のミッション:倍率と実数を、セットで書いてみようか】

  • ☐ いま追いかけている数字を1つ選んで、前と今を並べてみようか
  • ☐ それを倍率実数の両方で書いてみようか。印象がどう変わるか見てみるんだ
  • ☐ (後輩A君へ)まだ判定できないものは「保留・◯月◯日に再確認」と書いておこうか。忘れないし、早すぎる結論も防げるんだよ

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