おはよう、後輩A君。
先日の社内AI勉強会で、後輩A君がこんなことを言っていたよね。
「アプリを最初から作る時の手順がわからないから教えてほしい」
気持ちはすごくわかるんだよ。でもね、本当は自分でやってみて失敗してほしいんだよ。失敗した時の「あ、そういうことか」が、何より大事な学びになるんだよね。
それでも今日は、私のやり方を説明するよ。
1. まず失敗してほしいんだよ
最初に言っておくね。
手順を教えてもらってからやるより、手順がわからないままとりあえずやってみる方が、絶対に早く身につくんだよ。
「どうすればいいかわからない」という状態でClaudeに投げてみると、うまくいかない。そのうまくいかない経験が「こういう渡し方をすればいいんだ」という発見につながるんだよね。
だから、この記事を読んだ後も、まず自分でやってみてほしいんだよ。
2. クライアントからサンプルファイルをもらうところから始まるんだよ
今回はこんな依頼があったんだよ。
「ファイルAのX列をファイルαのβ列に入れて、シートYのZ列の値の合計をセットしてほしい」
こういう依頼の時、私はまず実際のinputとoutputのサンプルファイルをクライアントから出してもらうんだよ。
「どんなデータが入ってきて、どんな結果を出せばいいか」をExcelのサンプルで見せてもらう。そのExcelにコメントとしてルールを書き込んでもらうんだよね。
言葉で仕様を説明してもらうより、実際のファイルを見せてもらった方が、ClaudeもAも格段に理解が早いんだよ。「百聞は一見にしかず」はAIにも当てはまるんだよね。
3. QA表で不明確な要件を明確にするんだよ
サンプルファイルをもらっても、「これってどういう意味?」という疑問は必ず出てくるんだよ。
そこでQA表を作るんだよ。
「この列が空の時はどうする?」「同じ商品コードが複数あったらどちらを使う?」という疑問を表にまとめて、クライアントに回答してもらうんだよね。
この作業が地味に重要なんだよ。曖昧なまま作り始めると、後で「そういう意味じゃなかった」が必ず起きるんだよ。QA表で要件を固めてから作業に入るのが、遠回りに見えて実は一番早いんだよね。
4. Claudeへの最初の指示はシンプルなんだよ
サンプルファイルとQA表が揃ったら、Claudeにこう伝えるんだよ。
「インプットファイルはファイルAとファイルαで、それからファイルγを作成するプログラムを作成して。ルールはそれぞれのExcelのコメントとして書いてあるから。不明点はQA.xlsxに質問と回答が書いてあるからそれを見て。ファイルはdocフォルダに置いてあるよ」
これだけなんだよ。
長々と仕様を文章で説明しなくていいんだよ。ファイルを見ればわかるようにしておいて、「このフォルダを見て」と渡すだけでいいんだよね。Claudeはちゃんとファイルを読んで、コメントとQA表から仕様を理解してプログラムを作ってくれるんだよ。
5. 出力されたプログラムをサンプルと比較して直していくんだよ
Claudeが作ってくれたプログラムを実際のinputで動かして、クライアントからもらったoutputサンプルと比較するんだよ。
違うところ、違和感を感じるところをClaudeに伝えて直していく。「なぜ?」を聞きながら、お互いが納得した上で修正を重ねていくんだよ。
これって今までの開発手法とは全然違うんだよね。従来は仕様書を書いて、設計して、コーディングして、テストして、というウォーターフォールだったんだよ。でもClaudeを使うと、サンプルとQA表を渡したら動くものがすぐに出てくる。そこから比較して直す、という流れになるんだよ。
後輩A君はこの手順が想像できないんだと思うんだよね。だからこそ、まずやってみてほしいんだよ。失敗した時にこの記事をもう一度読んでみると、きっと違った景色が見えるはずなんだよ。
6. テストはクライアントに実際のデータでやってもらうんだよ
このやり方で大事なことをもう一つ言っておくよ。
厳密なテストを自分たちで全部やってから納品するんじゃなくて、クライアントに実際のデータでテストしてもらうんだよ。
「動いてるけど、うちのデータで試したら違う結果が出た」というフィードバックをもらって、それをまたClaudeと一緒に直す。このサイクルを素早く回すんだよね。
スピード感を持って対応できるのが、このAIを使った開発の一番の強みなんだよ。
「そんな雑な開発でいいの?」と思うかもしれないね。でもね、これは中小企業だからできる開発手法なんだよ。大企業だと品質管理部門があって、リリース前に何十項目ものテストが必要になるんだよ。でも中小企業はクライアントとの距離が近くて、「試してみてフィードバックをもらって直す」がすぐにできるんだよね。それがスピードにつながるんだよ。
7. すべてがこのやり方になるわけじゃないけど、知っておく価値はあるんだよ
今日紹介したやり方が、すべての開発に使えるとは思っていないんだよ。
要件が複雑な案件、セキュリティが厳しい案件、大規模なシステム開発には向かないこともあるんだよね。
でもね、AIを使ったこの開発手法を知っているかどうかで、仕事の選択肢が増えるんだよ。
「これはAIに任せればすぐ作れる」「これは従来通りしっかり設計した方がいい」という判断ができるようになるんだよね。
道具が増えると、仕事の幅が広がるんだよ。後輩A君にもこの手法を自分のものにしてほしいんだよ。
結論:サンプルとQA表を渡して、比較して直す。これが新しい開発なんだよ
Claudeを使ったアプリ開発の手順は、こうなんだよ。
サンプルファイルをもらう→QA表で要件を固める→Claudeにファイルごと渡す→サンプルと比較して直す→クライアントの実データでテストしてもらう。
仕様書も長い説明も要らない。スピード感をもって動いて、フィードバックをもらって直す。これがAIを使った中小企業の開発の強みなんだよ。
後輩A君も、まずやってみようか。失敗してもいいんだよ。失敗した分だけ、次がうまくなるんだよ。
【本日のミッション:サンプルを渡してみようか】
- ☐ 作りたいものの「inputとoutputのサンプル」を用意してみようか
- ☐ 疑問点をQA表にまとめてみようか
- ☐ (後輩A君へ)まずやってみようか。失敗してからこの記事を読み直すと、きっと違って見えるんだよ
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- ⑥:【Claude活用⑥】ClaudeにGmailを整理させようとして2回失敗した話。AIにできないことを知るのが正しい使い方だよ
- ⑦:【Claude活用⑦】ClaudeとGmailを整理してみた。全自動じゃなかったけど、AIの使い方がわかった話だよ
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- ⑨前編:【Claude活用⑨前編】同じ説明を何度もするのをやめた。動画とAIで勉強会を「仕組み化」した話
- ⑨後編:【Claude活用⑨後編】684MBの動画がテキストになった。Whisper→Claudeで勉強会の録画を「使える資産」に変えたよ
- ⑩:【Claude活用⑩】6人に1時間半教えてわかった。AIエージェントは「説明できる人」が一番うまく使える
- ⑪:【Claude活用⑪】社内AI勉強会② ソフトウェア会社なのに、みんなガラケーを使っていた
- ⑫:【Claude活用⑫】「自分一人だと使えない」に応えたくて。仲間と一緒に学べるオフ会を開こうと思うんだよ
- ⑬:【Claude活用⑬】サンプルファイルとQA表を渡すだけでプログラムができるんだよ。AIと一緒に開発する新しい手順
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