【AI活用】無料プラン時代の思い出の曲を作り直したら「別の曲」になったよ。答えはSunoのカバー機能だった

AI活用

おはよう、後輩A君。

今日は、思い出の曲をAIに「作り直して」と頼んだら全然別の曲になって返ってきた話と、それを解決してくれたSunoの「カバー(Cover)機能」の話だよ。AIに何かを作り直してもらうとき全般に効く学びがあったから、音楽に興味がなくても読んでいってほしいんだよ。

1. 無料プラン時代の、思い出の曲があったんだよ

私がAIで音楽を作り始めたばかりの頃、Suno(AIで作曲できるサービスだよ)の無料プランで作った「毎日コツコツ積み上げて」という曲があるんだよ。勉強を毎日コツコツ頑張っている人を応援する、明るいJ-POPだよ。

初めての頃に作った曲って、技術的には拙くても妙に愛着があるんだよね。ただ、無料プランの頃の曲は今聴くと音質がこもっていて、最近の曲と並べるとどうしても見劣りするんだよ。

今はYouTubeで応援歌シリーズを毎日1曲ずつ公開しているから(→22曲作って気づいた話)、この思い出の曲もシリーズに加えたい。じゃあ、今の有料プランで作り直そう、と思ったんだよ。

2. 「作り直し」たら、別の曲になって返ってきたんだよ

最初にやったのは、単純な方法だよ。同じ歌詞をSunoに渡して、もう一度作ってもらったんだよ。

結果は──まったく別の曲になって返ってきたんだよね。

歌詞は同じなのに、メロディも、テンポも、雰囲気も全部違う。いい曲ではあるんだけど、私が作り直したかった「あの曲」ではないんだよ。カラオケで例えると、同じ歌詞なのに知らない曲が流れてきた感じだよ。

考えてみれば当たり前なんだよね。AIにとって歌詞は「素材」であって、そこからどんなメロディを作るかは毎回の抽選みたいなものなんだよ。同じ歌詞を渡しても、同じメロディが出てくる保証はどこにもないんだよ。

私が残したかったのは歌詞じゃなくて、メロディと曲の空気だったんだよね。ここに気づくのが第一歩だったよ。

3. 答えは「カバー(Cover)機能」だったんだよ

「もっと原曲に忠実に作り直したい」と調べてたどり着いたのが、Sunoのカバー(Cover)機能だよ。

使い方は簡単だったよ。

  • Sunoで原曲のページを開く
  • 「Remix」メニューから「Cover」を選ぶ
  • スタイル(曲調)を指定して生成する

カバー機能は、人間の音楽でいう「カバー曲」と同じ発想だよ。原曲のメロディや歌詞はそのままに、演奏や音質を新しくしてくれるんだよね。生成し直しとの違いはここだよ。

  • 歌詞から生成し直し:歌詞は同じでも、メロディは毎回変わる(別の曲になる)
  • カバー機能:メロディを保ったまま、最新モデルの音質で生まれ変わる

結果は大成功だったよ。あの「毎日コツコツ積み上げて」のメロディのまま、こもっていた音がクリアになって、温かいアコースティックポップとして帰ってきたんだよ。思い出の曲が、思い出のまま新しくなった感覚だよ。

4. カバー機能の「条件と制限」も知っておこうか

便利なカバー機能だけど、調べてみると条件や制限もちゃんとあるんだよ。使う前に知っておくと安心だよ。

  • カバーできるのは、自分に権利がある曲だけ:Sunoで自分が作った曲か、自分が権利を持っている音源だけだよ。手持ちの音源をアップロードするときは「自分が独占的な権利を持っている」ことに同意する仕組みになっているんだよ。好きなアーティストの曲を勝手にカバーする、という使い方はできないし、してはいけないんだよね。
  • アップロードできる長さはプランで違う:手持ち音源のアップロードは、無料プランだと最大60秒、有料プラン(Pro・Premier)だと最大8分だよ。フルの曲を丸ごとカバーしたいなら有料プランが前提になるんだよね。※Sunoの中で作った曲をカバーする分には、この長さ制限は関係ないよ
  • クレジットを消費する:カバーも普通の曲生成と同じで、生成のたびにクレジット(Sunoの中の回数券みたいなものだよ)を使うんだよ。
  • 毎回結果が変わる:カバーも生成AIだから、同じ設定でも毎回違う仕上がりになるんだよ。1回で理想が出るとは限らないから、何回か生成して選ぶ前提で、クレジットに余裕を持っておくといいよ。
  • 商用利用は有料プランが条件:無料プランで作った曲の権利はSuno側にあって非商用利用限定、有料プランのあいだに作った曲は商用利用OK(解約後も権利は維持される)、というルールだよ。YouTubeの収益化などに使いたいなら有料プランが前提だよ。

※こうした条件はサービスの改定で変わることがあるから、実際に使うときはSunoの公式ヘルプで最新の情報を確認してほしいんだよ。

5. カバーでも油断禁物。「プツッ」のチェックはしたんだよ

ここで終われば美談なんだけど、もうひと山あったんだよ。

カバー機能も一度に複数の候補を作ってくれるんだけど、その中の1つに「プツッ」というクリックノイズが8箇所も入っていたんだよ。別の候補は0箇所。つまり、同じカバーでも候補によって品質がバラバラなんだよね。

私は以前、ノイズに気づかないままYouTubeに動画を公開して、後から気づいて作り直した苦い経験があるんだよ(→アップ後にノイズに気づいた話)。それ以来、公開前のノイズチェックは必須のルールにしていて、Claudeに作ってもらった「プツッという音を自動で数えるプログラム」で全候補を検査しているんだよ。

今回もそのチェックのおかげで、ノイズ0の候補を選んで採用できたんだよね。AIの出力は毎回品質が違う。だから採用前の検査を仕組みにしておく。これは音楽に限らず、AIに何かを作らせるとき全部に通じる話だと思うんだよ。

6. 思い出の曲は、応援歌シリーズの14曲目になったんだよ

こうして生まれ変わった「毎日コツコツ積み上げて」は、YouTubeの応援歌シリーズ14曲目として公開したんだよ(→毎日コツコツ積み上げて | PomoStep)。

「小さな『できた!』を集めて、自信に変えていく」という歌なんだけど、この曲自体が、無料プランの頃から小さく積み上げてきた私のAI音楽づくりの「できた!」の集まりみたいなもので、ちょっと感慨深いんだよね。

コツコツ続けている人に届いたら嬉しいよ。

結論:AIへの「作り直して」には2種類あるんだよ

今回の一番の学びはこれだよ。

「作り直して」には、「素材から新しく作る」と「今あるものを保って磨く」の2種類がある。AIには、どちらなのかを機能の選び方で伝える必要がある。

人間相手なら「いい感じに作り直して」で意図を汲んでくれるけど、AIは「何を残して、何を変えたいのか」を明確にしないと、全部を作り直してしまうんだよ。今回なら、残したいのはメロディ、変えたいのは音質。それが分かった瞬間に、選ぶべき機能(カバー)が決まったんだよね。

これは文章でも同じだよ。ブログ記事をAIにリライトしてもらうとき、「構成は残して文章だけ磨いて」なのか「ゼロから書き直して」なのかで、頼み方は全然違うんだよ。後輩A君も、AIに作り直しを頼むときは「残したいものは何か」を先に言葉にしてみようか。

よくある質問

Q1. Sunoのカバー機能はどこから使えるの?

Sunoで自分の曲のページを開いて、「Remix」メニューの中の「Cover」から使えるよ。スタイル(曲調)を指定すると、メロディと歌詞を保ったまま新しいアレンジで生成されるんだよ。使える機能はプランによって変わることがあるから、最新の条件は公式サイトで確認してほしいんだよ。

Q2. カバーすると原曲とまったく同じメロディになるの?

「原曲のメロディの骨格を保ったまま、新しい演奏になる」というイメージだよ。完全なコピーではなくて、候補ごとに細かい表情は変わるから、複数の候補から一番原曲らしいものを選ぶのがコツだよ。

Q3. 他の人の曲もカバーできるの?

技術的なこと以前に、他の人の曲には著作権があるから気をつけてほしいんだよ。私は「自分がSunoで作った曲を、自分で作り直す」ためだけに使っているよ。これなら誰にも迷惑をかけないで、安心して楽しめるんだよね。

Q4. ノイズのチェックはどうやるの?耳で全部聴くのは大変だよ

全候補を耳だけでチェックするのは正直つらいんだよね。私はClaudeに「プツッというクリック音を自動で検出するプログラム」を作ってもらって、公開前に必ず全候補を検査しているんだよ。プログラムの知識はいらなくて、「こういう音を見つけたい」と日本語で伝えるだけだよ。詳しくはノイズに気づいた話で書いているよ。

【本日のミッション:「残したいもの」を言葉にしてみようか】

  • ☐ 最近AIに「作り直し」を頼んだ場面を1つ思い出して、「残したかったもの」と「変えたかったもの」を分けてみようか
  • ☐ 昔作った作品やファイルで、「今の道具で磨き直したいもの」を1つ探してみようか
  • ☐ (後輩A君へ)初めての頃の拙い作品は消さないで取っておくんだよ。いつか磨き直せる日が来るし、積み上げてきた証になるんだよ

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