A君の成長

おはよう、後輩A君。 金曜日だね。一週間、本当にお疲れ様。

今日は、今週私の身に起きた「他チーム担当機能のトラブル」への対応を通して、プロフェッショナルとしての「フォロワーシップ」と「仕事の引き際」について話してみようか。後輩A君もこれから、自分の担当外のトラブルに巻き込まれることが必ずあるから、参考にしてほしいんだよね。

1. 自分の担当じゃなくても、システム全体の平和を守るんだよ

月曜日、私は前日の深夜作業の代休をもらっていたんだけれど、実は本番環境で問い合わせ(トラブル)があったんだよ。 それは私が担当する機能じゃなくて、別のチームが担当している「共通機能」についての問い合わせだったんだよね。月曜日は担当チームだけでは調査がしきれず、私たちのチームのメンバーも協力して調査を進めてくれていたんだよ。

火曜日に出社して、情報の共有をしてもらったんだけど、これがなかなか複雑でね。プログラムのどこが悪いのかがさっぱりわからないし、本来どのような動きをすべきかの詳細な設計書も見当たらなくて、本当に苦慮していたんだよ。

ここで大切なのは、「自分の担当じゃないから関係ない」と突き放さないことなんだよ。ユーザーから見れば、どのチームが担当かなんて関係ない、一つのシステムなんだよね。システム全体の平和を守るために、トラブルの時はチームを越えて協力する。それがプロのエンジニアとしての最初のスタンスなんだよ。

2. 様子見から一気に動く。立てつつリードする技術

火曜日は少し様子見をしていたんだけれど、水曜日からは本格的に動いたんだよ。 本来の担当である他チームのリーダーと一緒に、いや、勢い的には私が実質リードする形で、調査と今後の動き、そして方針について情シス(情報システム部)と調整をきりきったんだよね。

設計書がない中で、プログラムの挙動から本来あるべき姿を推測し、関係各所と合意を形成していく。これはなかなかしんどい作業だけれど、誰かが泥をかぶって進めなきゃいけないんだよ。

この時、私は「本来の担当チームのリーダーを立てる」ことを意識したんだよね。私が全面的に出るのではなく、あくまで「一緒に」協力している姿勢を見せつつ、実質的な推進は自分で行う。相手のプライドを傷つけずに、課題を最短距離で解決する。これも大人のエンジニアに必要な技術なんだよね。

3. 完璧な引き継ぎと、美しい引き際

方針調整が完了した後、私は本来の担当チームリーダーにこれまでの経緯と今後の対応を完璧に引き継ぎして、私の役目は終了したんだよ。 自分的には「ここまでしてあげたら十分でしょう」という気持ちでした。

現に、担当チームリーダーからは「ありがとうございました」との言葉ももらえたし、スピード感的にも申し分なかったと思うんだよね。チーム内での情報連携もうまくできたし、プロとしてのフォロワーシップは完璧に発揮できたと思っているんだよ。

トラブル自体は、どうやら「既存不良(以前からあった不具合)」っぽくて、あまりいいことではないんだけれど、お客さんからは今回の対応スピードと姿勢に対して、ある程度の評価はもらえたみたいなんだよね。ま、今後の実対応次第のところもあるけれど、初期対応としては成功と言っていいんじゃないかな。

結論:立てつつリードし、感謝されて去るプロになろうか

後輩A君。自分の担当外のトラブルが起きた時こそ、君の実力が試されるんだよ。 「関係ない」と逃げるのではなく、システム全体を見て動く。そして、担当者を立てつつ、実質リードして課題を解決に導く。最後は完璧に引き継いで、感謝されながら自分の本来の業務に戻る。

そんな、したたかで頼れるエンジニアを、君も目指してみようか。さあ、週末はしっかり休んで、また来週から頑張ろうね。


【本日のミッション:自分の担当外にも目を向けてみようか】

  • [ ] 今、チームやプロジェクトで起きているトラブルが、誰の担当かに関わらず、どのような状況か把握してみようか

  • [ ] 自分の担当外のタスクで、自分が少し手助けすることで大きく前進しそうなものがないか探してみようか

  • [ ] (後輩A君へ)「自分の仕事はここまで」と線を引かず、システム全体を良くするために何ができるか、まずは想像してみようか

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