【Claude活用⑭】2ヶ月ぶりにGmail整理を頼んだら「削除0件」。ルールを渡せばAIに安全に任せられるよ

A君の成長

おはよう、後輩A君。

2ヶ月前、ClaudeとGmailの大掃除をした話を覚えているかな。未読657件を123件まで減らした、あの話だよ(→ClaudeとGmailを整理してみた話)。

先日、またメールが溜まってきた気がして、Claudeに2回目の掃除を頼んだんだよ。そうしたら、返ってきた答えがこれだったんだよね。

削除できるメールは0件でした。

「えっ、何かの間違い?」って思ったんだけど、調べてみたら間違いじゃなかったんだよ。今日は、この「削除0件」が実は最高の結果だった話と、前回から大きく進歩した「ルールを渡す」という頼み方の話だよ。長くなるけど、読者さんがそのまま真似できる「魔法の一行」も置いておくから、最後まで付き合ってほしいんだよ。

1. 今回は「ルール」を先に渡したんだよ

前回(2ヶ月前)の掃除を思い出してほしいんだよ。あのときは「楽天のメールを消して」「次はJALも」って、ドメインごとに私が1つずつ判断して、何十回もやりとりを繰り返したんだよね。件数は減ったけど、正直かなり疲れたんだよ。

今回はやり方を変えて、最初に判断基準そのものを渡したんだよ。実際にClaudeに伝えたのは、ほぼこの一言だけだよ。

プロモーションのフォルダの下は基本いらないけど、領収証等は削除したくない。削除できるものはゴミ箱に入れて。直近の3ヶ月は残そうか。

するとClaudeが、この日本語を整理して4つのルールに翻訳してくれたんだよ。

  • 対象は「プロモーション」カテゴリのメールだけ
  • 3ヶ月より古いものだけ(最近のは残す)
  • 「領収書・レシート・請求・注文・予約」などの言葉を含むメールは除外
  • 完全削除はしない。ゴミ箱へ移動(30日間は復元できる)

1件ずつ判断する代わりに、判断基準を先に言葉にして渡す。これが2ヶ月での一番の進歩だよ。

2. 読者さんへ。これが「魔法の一行」だよ

Claudeが作ったルールの正体は、実はGmailの検索条件なんだよ。これはAIを使わなくても、Gmailの検索窓にそのまま打ち込めば誰でも使えるんだよね。

category:promotions older_than:3m -{領収書 領収証 レシート receipt 請求 注文 購入 予約 チケット}

意味を分解するとこうだよ。

  • category:promotions …「プロモーション」カテゴリだけに絞る
  • older_than:3m … 3ヶ月より古いものだけ(mは月。1yなら1年)
  • -{ } … 波カッコの中の言葉を含むメールを除外する(先頭のマイナスが「除外」の意味だよ)

この一行をGmailの検索窓に貼り付けて、出てきたメールを全選択→削除すれば、AIなしでも同じ掃除ができるんだよ。「削除したいもの」を探すんじゃなくて、「残したいもの」を除外条件として言葉にするのがコツだよ。

私はこれをClaudeに日本語で伝えて作ってもらったけど、仕組みがわかれば自分でも応用できるよね。「older_than:1y」にすれば1年より古いもの、「category:updates」にすれば「新着」カテゴリ、という具合だよ。

3. 結果は「削除0件」。最初は私も疑ったんだよ

Claudeは、いきなり削除は実行しなかったんだよ。まず「もしこのルールで実行したら、何件がゴミ箱に入るか」を数えるだけのお試し実行をしてくれたんだよね。

その結果が、冒頭の「削除0件」だよ。

正直、最初は「検索が失敗してるんじゃないの?」って疑ったんだよ。実際、この疑いは半分当たっていて、途中で一度、検索の書き方が原因で正しく数えられていない場面もあったんだよ。でもClaudeはそこで止まらないで、条件を1つずつバラして検証してくれたんだよね。

  • プロモーションカテゴリの総数は? → 503件
  • そのうち3ヶ月より古いものは? → 0件
  • 念のため「2026年5月1日より前」で数え直すと? → やっぱり0件

つまり、プロモーション503件はすべて直近3ヶ月以内のメールで、古いプロモーションは1通も残っていなかったんだよ。

なぜかというと、2ヶ月前の大掃除で古いメールを消し切っていたからなんだよ。あのとき何十回もやりとりして頑張った掃除の効果が、まだ続いていたということだよね。

「削除0件」は空振りじゃなくて、前回の掃除がちゃんと効いていたことの証明だったんだよ。数字で答え合わせができた瞬間だよ。おかしな結果が出たときに「本当に?」と検証までさせるのは、AIと仕事をするうえで大事な習慣だと思うんだよ。

4. ついでにメールボックス全体を「健康診断」してもらったんだよ

せっかく接続したので、メール全体がどうなっているかも数えてもらったんだよ。私のGmailの中身はこうだったよ。

  • メール全体:9,172件
  • 「プロモーション」カテゴリ:503件(全部3ヶ月以内)
  • 「新着(アップデート)」カテゴリの3ヶ月超:1,846件
  • 3ヶ月より古いメルマガ系:49件(うち43件は自分が送った配信停止の控えだった)

面白いのは「新着」カテゴリだよね。ここには通販の発送連絡とか、銀行の通知とか、サービスからの自動メールが入るんだけど、3ヶ月超だけで1,846件も眠っていたんだよ。

じゃあこれも消せばスッキリ…と思うでしょ。でも、ここはあえて任せなかったんだよ。理由は、このカテゴリには領収書や銀行のお知らせが混ざっているからだよ。キーワード除外だけでは守り切れない可能性があるので、ここを掃除するなら、前回みたいに送信元ごとに自分の目で確認しながらやるべきなんだよね。

AIに任せる範囲を広げるのと同じくらい、「ここはまだ任せない」と自分で線を引くのが大事だと思うんだよ。

5. 「WordPressのログイン通知」21件は、一言で消えたんだよ

翌日、前から気になっていたメールも片付けたんだよ。ブログに管理者がログインするたびに届く「ログインがありました」という通知メールだよ。セキュリティのためのお知らせだけど、ログインするのはほぼ私だけなので、過去の分は全部いらないんだよね。

頼み方はこれだけだよ。

WordPressにログインした通知メールがいっぱいあると思うけど、それは全部削除して欲しい。

ここでClaudeがやったことが、地味だけど良い仕事だったんだよ。

  • まずブログからのメールを全部数えた → 27件
  • 件名ごとに内訳を出した → 「ログインがありました」21件、「更新通知」5件、「アップデートのお知らせ」1件
  • 私が頼んだのは「ログイン通知」だから、21件だけをゴミ箱へ。似ているけど種類が違う「更新通知」は残した
  • 移動後にもう一度検索して、残り0件になったことを確認した

「全部削除して」と言われても、対象を数えて、内訳を見せて、頼まれた種類だけを消す。前回は何十回もやりとりが必要だった作業が、今は一言で、しかも前より丁寧に終わるんだよ。

6. ところで、AIにGmailを触らせて大丈夫なの?という話

ここが一番気になる読者さんも多いと思うんだよ。今回ClaudeがGmailに接続できたのは、Googleの「アプリパスワード」という仕組みを使ったからだよ。

アプリパスワードは、いつものパスワードとは別に発行できる「合鍵」みたいなものだよ。ポイントは3つあるんだよ。

  • 本物のパスワードは教えない。合鍵だけを渡す
  • 合鍵はいつでも自分で無効化できる(Googleアカウントの設定から1クリックだよ)
  • 2段階認証を設定していないと発行できない(つまり土台の安全が前提)

さらに私は、運用のルールも決めているんだよ。「ゴミ箱を空にする」操作だけは絶対にAIに任せない。ゴミ箱までなら30日間は取り返しがつくけど、その先は取り返しがつかないからね。AIに渡すのは「取り返しがつく範囲の鍵」だけ、と決めておくと安心して任せられるんだよ。

7. 「来月も同じ掃除」ができる道具を残してもらったんだよ

最後に、今回のルール一式を小さなプログラムとして保存してもらったんだよ。私はコードを1行も書いていないよ。全部Claudeが書いて、保存場所も決めてくれたんだよ。

このプログラム自体にも、安全装置が最初から入っているんだよ。

  • 普通に動かすと「数えるだけ」:何件が対象で、どの送信元が多いかの報告だけが出る
  • 実行は合言葉つき:「実行して」と明示したときだけ、ゴミ箱への移動が動く
  • 領収書系の除外はプログラムに組み込み済み:毎回言い直さなくていい

これで来月からは「Gmail掃除して」と言うだけだよ。ちなみに来月実行すると、今の5月分のメール(160件くらい)がちょうど「3ヶ月より古い」に入ってくる見込みだよ。今回は0件だったけど、来月からはこの仕組みが毎月働いてくれるんだよね。

結論:AIへの頼み方は「都度判断」から「ルール」へ進化するんだよ

Gmail整理シリーズを振り返ると、AIとの付き合い方が3段階で変わってきたんだよ。

  • 1回目(失敗):AIに直接Gmailを触らせようとして、2回ブロックされた(→2回失敗した話
  • 2回目(人力判断):AIが実行係、判断は全部自分。何十回のやりとりで81%削減(→整理してみた話
  • 3回目(今回):判断基準を先に言葉で渡す。AIが安全確認つきで実行して、報告だけ受け取る

今回の一番の学びはこれだよ。

AIに任せられる範囲は、「何を残したいか」を言葉にできた範囲まで広がる。

「領収書は残したい」「最近の3ヶ月は残したい」。この2つを言葉にしただけで、あとの判断はAIに任せられたんだよ。逆に、「新着」カテゴリの1,846件みたいに基準を言葉にしきれないものは、まだ任せない。任せる範囲と任せない範囲の線を、自分の言葉で引く。それがAIと安心して仕事をするコツだと思うんだよ。

よくある質問

Q1. Gmailのプロモーションメールだけを一括削除できるの?

できるよ。Gmailの検索窓に「category:promotions older_than:3m」と入れると、プロモーションカテゴリの3ヶ月より古いものだけを絞り込めるんだよ。さらに「-{領収書 レシート 予約}」のように付け足すと、残したいメールを除外できるよ。検索→全選択→削除なら、AIなしの手作業でもできるんだよ。

Q2. 間違って大事なメールが消えたらどうするの?

ゴミ箱に入れただけなら、30日以内はゴミ箱から元に戻せるんだよ。だから今回も「完全削除はしない。ゴミ箱まで」というルールにしたんだよ。「ゴミ箱を空にする」操作だけは、AIには任せないと決めておくのがおすすめだよ。

Q3. AIにGmailのパスワードを教えるのは怖くない?

本物のパスワードは教えていないよ。Googleの「アプリパスワード」という合鍵だけを渡していて、これはGoogleアカウントの設定からいつでも無効化できるんだよ。2段階認証が前提の仕組みだから、土台の安全も保たれているんだよね。

Q4. プログラムが書けなくてもできるの?

私はコードを1行も書いていないよ。「プロモーションはいらないけど領収書は残したい。最近3ヶ月も残したい」と日本語で伝えただけだよ。それをGmailの検索条件やプログラムに翻訳するのがAIの仕事なんだよね。人間の仕事は「何を残したいか」を言葉にすることだよ。

【本日のミッション:自分の「残したい基準」を言葉にしてみようか】

  • ☐ 自分のGmailで「category:promotions older_than:3m」を検索して、何件あるか見てみようか
  • ☐ 「絶対に残したいメール」の条件を3つ、言葉にしてみようか(例:領収書、予約確認、仕事の連絡)
  • ☐ (後輩A君へ)AIに掃除を頼むときは「まず件数だけ教えて」から始めるんだよ。それが安全装置になるんだよ

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