おはよう、後輩A君。 金曜日だね。今週も一週間、本当にお疲れ様。
週末が見えてきて、少しホッとしている頃だよね。 「早く帰ってゆっくりしたいな」なんて声が聞こえてきそうだよ。 でもね、気が緩みがちな金曜日の夕方だからこそ、少しだけ真面目な話をしてみようか。
君は「凡事徹底(ぼんじてってい)」という言葉を知っているかな? 私たちがクライアントから信頼を得るために、絶対に欠かせないマインドセットなんだよ。
1. 「凡事徹底」って、本当はどういう意味?
「凡事徹底」というのはね、「なんの変哲もない、当たり前のこと(凡事)を、誰にも真似できないレベルでやり抜く(徹底)」という意味なんだよ。
「当たり前のことって、例えばなんですか?」 そうだね、君の毎日の仕事の中にたくさんあるよ。
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メールを送る前に、宛名や添付ファイルの確認を2回する。
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打ち合わせの時間は絶対に守る(5分前には準備を終える)。
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チャットのレスポンスは誰よりも早く返す。
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頼まれた資料は、誤字脱字ゼロの状態で提出する。
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自分のデスク周りを常に整理整頓しておく。
どうだろう? 「なんだ、そんなことか。誰にでもできるじゃないか」と思ったんじゃないかな? そう、「誰にでもできること」なんだよ。特別な才能も、高度なITスキルも、天性のセンスも一切必要ないんだよね。
2. なぜ「当たり前」が最大の武器になるのか
でもね、後輩A君。 「誰にでもできること」なのに、世の中の99%の人は、これを「ずっと続けること」ができないんだよ。
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忙しいから、今日はメールの見直しをサボってしまった。
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疲れているから、チャットの返信を明日に回した。
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慣れてきたから、資料の最終チェックを少し雑にやった。
みんな、どこかで「これくらい、まあいいや」と妥協してしまうんだよね。 だからこそ、「誰にでもできる当たり前のこと」を、「いかなる時も絶対に妥協せずにやり続ける(徹底する)」人がいたら、どうなると思う?
クライアントはこう感じるんだ。 「この人は、小さな約束を絶対に破らない。だから、大きな仕事も安心して任せられる」と。
大きな信頼というのは、華やかなプレゼンや画期的なアイデアから生まれるんじゃない。 地味で退屈な「凡事」を、狂気じみたレベルで徹底する姿を見たときに、初めて生まれるものなんだよ。
3. 恐ろしい法則。「1回の妥協」で信頼はゼロになる
そしてね、ここからが一番怖い、今日君に伝えたかった話なんだ。
凡事徹底によって、何ヶ月も、何年もかけてコツコツと積み上げてきた「信頼という名のタワー」。 それはね、たった1回の「まあいいや」で、根元からガラガラと崩れ去ってしまうんだよ。
「100回の成功」から「1回の失敗」を引いたら、99点になると思うかい? 違うんだよね。「100 − 1 = 0」になってしまうんだよ。
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「いつも完璧だったのに、今日の資料には致命的な数字のミスがあった」
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「いつもレスが早いのに、今日は重要な連絡を丸一日放置された」
その1回のミスを見た瞬間、クライアントの頭の中には強烈な疑念が生まれる。 「もしかして、今まで手を抜いていなかっただけで、本当はルーズな人たちなのかな?」ってね。
一度ついた「不誠実」「油断している」というレッテルを剥がすのは、最初から信頼を築くことの何十倍も難しいんだよね。
4. 金曜日の夕方こそ、プロの真価が問われる
人間だから、疲れることもあるし、ミスをすることもある。 でも、だからこそ「凡事徹底」を自分の絶対に譲れないルールにしておくことが、自分自身を守る最強の盾になるんだよ。
今週の君の仕事は、誰に見られても恥ずかしくない「凡事徹底」ができていたかな? 「金曜日だから」「疲れたから」という理由で、小さな確認作業を省こうとしていないかい?
もし少しでも不安があるなら、今日送る最後のメールの宛先を、もう一度だけ指差し確認してみようか。 その1回の面倒な確認作業が、来週の君の「信頼」を必ず守ってくれるからね。
さあ、残りの仕事も丁寧に終わらせて、気持ちよく週末を迎えようか!
【金曜日のミッション:最後の確認】
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[ ] 今週送ったメールや資料に「凡事」の抜け漏れがないか振り返る
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[ ] 今日の退勤前、デスクの上を綺麗に片付ける(これも凡事徹底)
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[ ] 週末は仕事のことを忘れて、しっかり休む

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