おはよう、後輩A君。
月曜日の朝、席についてパソコンを開いた瞬間に気づく。「あ、先週のVLOOKUP、また壊れてる」って。
あの絶望感、わかるよね。セルに赤いエラーが並んで、数式バーを見ても何が悪いのかさっぱりわからない。上司に「今週中に集計よろしく」って言われてるのに、スタートから躓いてる感じ。
今日はその話をするよ。VLOOKUPを「覚えなくていい理由」と、代わりにAIをどう使うかっていう実践的な話。読み終わった後には、たぶん月曜日の朝が少し楽になってると思う。
1. 関数を書く時代は終わった
正直に言うと、私もVLOOKUPが苦手だったんだよ。
引数が4つあって(範囲、列番号、検索方法…)、書くたびに「あれ、3番目って何だっけ」ってなる。ネットで調べて、コピペして、なぜか動かなくて、また調べて。30分が消えるんだよね。
でもある日、こんなことを言われたんだよ。「関数の書き方を覚える時間、もったいなくない?」って。
最初はその意味がわからなかった。関数を使えるのがExcelやスプレッドシートの醍醐味じゃないの、って思ってた。でも言いたかったのはこういうことだったんだよね。
「覚える」より「使いこなす」のほうが大事。そして今は、AIに聞けばその場でコードを書いてくれる時代になってる。
VLOOKUPの引数を暗記することに脳のリソースを使うより、「何をしたいか」を言葉で整理する力のほうがずっと価値があるんだよ。AIはその「言葉」に答えてくれるから。
2. 図書館で見つけた「最強の参謀」
図書館の一角のタブレットで、ClaudeというAIを初めてちゃんと使ってみたんだよね。
「商品コードをもとに、別シートから価格を引っ張りたい」ってそのまま打ち込んだら、「それならVLOOKUPかXLOOKUPが使えます。スプレッドシートならこう書きます」って具体的な数式を出してくれたんだよ。
しかも「列番号の意味がわからない」って続けて聞いたら、図解みたいに説明してくれて、どこを直せばいいかまで教えてくれた。
私がひとりで30分かけてた作業が、3分で終わったんだよね。
これが「AIを参謀にする」ってことなんだ、って腑に落ちた瞬間だったよ。
3. AIに渡すプロンプト、具体的にはこう書く
「AIに聞けばいい」と言われても、どう聞けばいいかわからないよね。だから具体的なプロンプト例を紹介するよ。コピペして使っていいんだよ。
【パターン1:VLOOKUPの数式を作ってほしい】
Googleスプレッドシートで、Sheet1のA列に商品コードがあります。Sheet2のA列に商品コード、B列に価格が入っています。Sheet1のB列に、Sheet2から価格を引っ張る数式を書いてください。
【パターン2:エラーの原因を教えてほしい】
=VLOOKUP(A2,Sheet2!A:B,2,FALSE) という数式を書いたら #N/A エラーが出ました。よくある原因と直し方を教えてください。
【パターン3:数式の意味を説明してほしい】
=VLOOKUP(A2,$D$2:$E$100,2,FALSE) この数式を、初心者にもわかるように日本語で説明してください。特に「$」マークの意味も教えてください。
【パターン4:もっと便利な方法を提案してほしい】
VLOOKUPを使って集計しているのですが、もっと簡単にできる方法があれば教えてください。XLOOKUPやQUERY関数なども含めて比較してほしいです。
ポイントは「何のツールを使っているか(ExcelかGoogleスプレッドシートか)」「どのセルに何が入っているか」を具体的に伝えること。情報が多いほど正確な答えが返ってくるんだよね。
4. Claudeをスプレッドシートで使う、具体的な手順
「実際どうやって使うの?」って思ってる後輩A君のために、手順をまとめるよ。
ステップ1:Claude.aiにアクセスする
claude.ai をブラウザで開く。Googleアカウントでログインできるよ。無料プランでも十分使えるんだよね。
ステップ2:チャット画面に状況を貼り付ける
スプレッドシートのセル構成(どの列に何があるか)を文章で説明する。慣れてくれば、スクリーンショットを貼って「この表で〇〇したい」と送るだけでもOKだよ。
ステップ3:出てきた数式をそのままコピペ
Claudeが数式を出してくれたら、コードブロックごとコピーしてスプレッドシートのセルに貼り付ける。動かなければ「〇〇というエラーが出ました」と続けて送ればいい。
ステップ4:「なぜそう書くのか」も聞く
数式が動いたら終わりじゃなくて、「この数式の意味を教えて」と聞くのがおすすめ。次に似たケースが来たとき、少しだけ自分で応用できるようになるから。
5. よくあるエラー、AIで全部解決できるんだよ
VLOOKUPで詰まる原因の9割は、エラーメッセージへの対処法を知らないことだと思う。主なエラーと、AIへの聞き方をまとめたよ。
#N/A エラー
「検索した値が見つからない」という意味。スペースの混入や、数値と文字列の不一致が多い原因なんだよね。Claudeに「#N/Aエラーが出る場合のチェックリストを教えて」と聞くと、確認すべき点を順番に教えてくれるよ。
#REF! エラー
「参照先のセルが存在しない」という意味。列を削除したときや、数式をコピペした後にずれたときに出やすい。「#REF!エラーをVLOOKUPで直すには」でそのままAIに聞けるんだよ。
#VALUE! エラー
「引数の型が合ってない」ことが多い。このエラーは原因がわかりにくいから、数式をそのままAIに貼って原因を聞くのが一番早いよ。
エラーが出たとき、焦ってネット検索する前にまずAIに「この数式を貼って、このエラーが出てる」と送ってみようか。たいてい1〜2回のやり取りで解決するんだよね。
6. XLOOKUPの話(覚えなくていいけど知っておこうか)
VLOOKUPの後継として、XLOOKUPという関数があるよ。「覚えなくていい」けど、存在だけ知っておくと便利なんだよ。
VLOOKUPとの主な違いはこの3つ。
- 左の列を検索できる(VLOOKUPは左から右方向にしか引けない)
- 列番号を指定しなくていい(ずれるリスクがない)
- #N/Aのときに表示する値を直接指定できる
大事なのは「XLOOKUPの引数を覚える」ことじゃなくて、「そういう関数があって、VLOOKUPで詰まったときの選択肢になる」と知っておくこと。あとはAIが書いてくれるから。
7. 君は「作業員」から「司令官」になれ
「それって、AIに頼りすぎじゃない?」って聞かれることがあるんだよね。
でも私の答えは「違う」だよ。
VLOOKUPの引数を丸暗記している人が「仕事ができる人」だった時代は、もう終わってると思う。大事なのは「どのデータを、どの条件で、どう集計すれば目的を達成できるか」を考えられること。その実行をAIに任せるのは、むしろ賢い使い方なんだよ。
AIを使い始めてから、仕事の感覚が変わった。「この作業、何時間かかるか」じゃなくて「この作業、AIに何を聞けば終わるか」で考えるようになったんだよね。それだけで、毎日の仕事の重さが全然違う。
結論:早く帰ろう、AIと共に
VLOOKUPを覚えるより、AIに聞く習慣をつける方が100倍速いんだよ。数式を暗記する時間を、もっと大事なことに使おうか。
【本日のミッション:VLOOKUPをAIに任せてみようか】
- ☐ Claude.aiのアカウントを作る(無料でOKだよ)
- ☐ 次にVLOOKUPが必要になったら、状況をAIに文章で送ってみようか
- ☐ エラーが出たら、エラーメッセージと数式をそのままAIに貼ってみようか
- ☐ (後輩A君へ)月曜日の朝、エラーメッセージを見て固まる時間はもうなくていいんだよ。AIは怒らないし、何回聞いても嫌な顔しない。むしろ、細かく・具体的に聞くほど正確な答えが返ってくる。次は後輩A君の番だよ。

