おはよう、後輩A君。
日曜日の朝だね。
私は今日、これからゴルフに行ってくるよ。そう、クラブを担いで、気の合う仲間たちと大人の遠足だよ。
「ええっ、ゴルフですか!? 先輩、お金持ってますね…。あんなの、一番コスパ悪い遊びじゃないですか。移動も大変だし、プレー代も高いし…」
ふふ、後輩A君。やっぱりそう言うと思ったよ。
確かに、表面上の金額だけ見れば、ゴルフは安くない。君のように「効率」や「節約」だけを考えたら、無駄の極みに見えるかもしれないね。
でもね、今日はFPとして、そして人生を楽しむ先輩として言わせてもらうよ。「予算の範囲内」で楽しむこの時間は、私の人生において最もリターンの高い投資なんだ。
1. 「予算内」なら、その浪費は正しい
まず、お金の話をクリアにしておこう。大事なのは「無計画に散財すること」じゃなくて、「決めた予算の中で最大限に楽しむこと」だよ。
私は毎月、娯楽費の予算を決めている。その枠内であれば、1万円だろうが2万円だろうが、1円も残さず使い切ることに罪悪感は持たないよ。
「もったいないから安いゴルフ場にしよう…」とか「ランチは節約しよう…」なんてケチなことは考えない。予算内でできる「最高の贅沢」を味わう。
FP的に言えば、お金の使い方には「消費」「浪費」「投資」の3種類があるんだよね。一般的に「浪費」は悪いとされるけど、自分の幸福感や活力を回復させるための支出は「浪費」じゃなくて立派な「投資」なんだよ。それが明日また稼ぐためのエネルギーになるんだから。
2. 大人になってから「半日遊べる仲間」は宝物だよ
それにね、ゴルフの本当の価値はスコアじゃない。「仲間との時間」だよ。
大人になると、友達と会っても食事をして2時間で解散、なんてことが多いよね。でもゴルフは違うんだ。行き帰りの車、プレー中の会話、お昼ご飯、お風呂。朝から夕方まで、丸一日かけて仲間と笑い、悔しがり、「ナイスショット!」とハイタッチする。
実はこれ、医学的にも裏付けがあるんだよ。ハーバード大学が85年間にわたって行った「成人発達研究」では、「人生の幸福と健康を左右する最大の要因は、人間関係の質だ」という結論が出ているんだよね。仕事の利害関係がない仲間と、こんなに長い時間、童心に帰ってワイワイ遊ぶことは、どんなサプリメントよりも体にいいんだよ。
3. 「緑の中」に身を置くことが最高のリセットになるんだよ
そして、舞台は大自然だ。普段、パソコンの画面とコンクリートに囲まれている私たちにとって、広大な芝生の緑と青い空の下を歩くことは、脳への最高のご褒美なんだよ。
スマホも見ない。仕事の連絡も返さない。ただ「白いボールを穴に入れる」ことだけに集中して、自然の中を歩く。
環境心理学の研究では、自然の緑の中に20〜30分いるだけで、ストレスホルモン(コルチゾール)が明らかに低下することが示されているんだよ。この「デジタルデトックス」と「有酸素運動」と「自然浴」のセットは、どんな高級なマッサージよりも疲れを取ってくれるよ。
4. 「非生産的」な時間が、最大の生産性を生む理由
後輩A君、エンジニアとして働いていると、常に「効率」「アウトプット」「生産性」を求めがちだよね。でもね、人間の脳はコンピューターじゃないんだよ。
ずっとフル稼働させ続けると、コードのバグより厄介な「思考の硬直化」が起きてしまうんだよ。名作のアイデアも、難問の解決策も、たいていはリラックスしている時に浮かんでくるんだよね。
ゴルフの帰り道、私はいつも不思議と仕事のアイデアが湧いてくるんだよ。それは「非生産的な時間」が、脳をデフラグしてくれているからだと思うんだよね。
結論:生産性のない時間が、生産性を生む
後輩A君、君は「非生産的な時間」を怖がっているかもしれないね。でもね、人間はロボットじゃないんだ。たまにはネジを緩めて、バカ騒ぎして、好きなことに没頭する時間がないと、いつか壊れてしまうよ。
だから私は今日、堂々と贅沢をしてくるよ。「心の健康」を守るためにね。
君もいつか、一緒にどうだい?最初のセットくらいなら、私がプレゼントしてあげてもいいよ(予算の範囲内でね!)。
それじゃ、行ってきます!
【日曜日のミッション:大人の遊び方を考えてみようか】
- ☐ 今月の「遊び予算」を確認して、絶対に使い切ると決めてみようか
- ☐ 効率やコスパを一旦忘れて、自分が「楽しい!」と感じることに没頭してみようか
- ☐ 半日以上一緒にいられる仲間を誘って、仕事以外の話で大笑いしてみようか
- ☐ (後輩A君へ)「非生産的な時間」を罪悪感なく楽しんでみようか。それが君を、より良いエンジニアにしてくれるんだよ


