おはよう、後輩A君。
今日はアリサちゃんの話をするよ。最近のアリサちゃんはちょっとずつ変わってきていてね、私もびっくりすることが増えてきたんだよね。
1. アリサちゃんの「かわし」が通じなくなってきたんだよ
私ね、アリサちゃんに質問されたとき、たまに「馬鹿話」で空気を和らげる作戦を使うんだよね。「いや〜、そんなことより昨日ね〜」みたいな感じで、ちょっと話の流れを変えてみるんだよ。
これがね、以前は割と効いていたんだよね。アリサちゃんも「はあ……」ってなって、話が流れていくことが多かったんだよ。
でもね、最近は違うんだよ。
馬鹿話を繰り出すと、アリサちゃんはひと呼吸おいてから、こう言うんだよね。
「そんなことはないと思うんですけど、で。聞きたいのは○○なんですけど……」
かわせなくなってきたんだよ(笑)。
これ、実はすごいことだと思うんだよ。「馬鹿話」を「馬鹿話」として認識して、なおかつ元の質問に戻れる力がついてきたってことなんだよね。ふわっとした空気に流されずに、自分が聞きたいことを諦めない。これは社会人としてとても大事な力なんだよね。
後輩A君も、打ち合わせで「あれ、なんか話が流れたな」と感じたときは、勇気を持って「話を戻してもいいですか?」と言えるようになってみようか。
2. アリサちゃんに見積もりをお願いしたんだよ
最近、アリサちゃんに作業見積もりをお願いする機会があったんだよ。今回は前回の見積もりに対する追加作業だったから、参考にできる前の見積もり資料があったんだよね。
そうしたら、アリサちゃんは前回の見積もりのヌケモレをちゃんと見つけてきてくれたんだよ。これには正直、「おっ、すごいじゃないか」と思ったんだよね。
でも、持ってきた資料を見てみると……前回の見積もりと同じ項目を、どんどん書き込んできた感じの資料だったんだよね。「これでいいですか?」って。
資料を見ながら説明を受けると、確かにいい感じなんだよ。項目は正確に埋まっているし、フォーマットに沿って丁寧に作ってある。それは本当にちゃんとやってくれているんだよね。
3. フォームを「埋める」と「語る」は別の力なんだよ
ここで私が気になったのはね、「全体的な項目の位置づけを説明できない」という点なんだよ。
資料の項目を正確に埋めることはできる。でも、「なぜこの項目があるのか」「全体のどこに位置する話なのか」を言葉で説明するのが難しいんだよね。
これ、実はよくあることなんだよ。
フォームやテンプレートって、「これを埋めれば資料ができる」という意味では最高の道具なんだよ。でも、それは「正解の型を知っている」ことであって、「なぜそうなのかを理解している」こととは違うんだよね。
私がアリサちゃんに本当にやって欲しいのはね、対面で説明するときに「スラスラ語れる」状態になることなんだよ。
4. 見積もりにも「ストーリー」が必要なんだよ
見積もり資料って、根拠の項目を埋めれば形としては完成するんだよね。でも、それをお客さんや情シスの前で説明するときは、数字だけじゃ伝わらないんだよ。
例えばこんな感じで語れると、ぐっと説得力が増すんだよ。
「この作業の難易度はかなり高くて、テストの複雑さが特に厄介なんです。テスト件数でいうと○○件以上やらないと品質が担保できないので、このくらいの工数がどうしても必要なんです」
「なぜこの数字なのか」を語れるかどうかが、ただの数字の羅列と、相手が納得できる説明の違いなんだよね。
提案資料になると、さらにストーリーが大事になるんだよ。お客さんが発注を決めるのは、数字じゃなくて「この人たちならやってくれる」「この説明は筋が通っている」という納得感からなんだよね。そのストーリーを作って語れる力が、本当の提案力なんだよ。
5. 見積もり報告は「自分を見せる」絶好の場なんだよ
ここで後輩A君に伝えたいことがあるんだよね。
障害報告も、作業見積もりの報告も、実は自分をアピールする絶好の機会なんだよ。
報告ってね、「ただ情報を伝える」じゃなくて、「自分がどれだけこの仕事を理解しているか」を見せる場でもあるんだよね。
「この件を分析したら、こういうことがわかりました。だからこの対策が一番合理的です」
って言えるエンジニアは、情シスから見ても「任せられる人」に映るんだよ。
アリサちゃんもね、見積もり資料を正確に埋める力はもう持っているんだよ。次のステップは、それを「自分の言葉で語る力」に育てることなんだよね。そのチャンスは、毎回の報告の場に転がっているんだよ。
結論:フォームを埋める先に、語る力がある
テンプレートや過去の資料をうまく使って正確な資料を作る力は、大事な土台なんだよ。でも、その先に「なぜそうなのか」を自分の言葉でスラスラ語れる力があってこそ、相手の心が動くんだよね。
後輩A君も、次に見積もりや報告をするときは、数字を並べるだけじゃなくて「ストーリー」を意識して語ってみようか。その積み重ねが、評価につながっていくんだよ。
【本日のミッション:ストーリーを語ってみようか】
- ☐ 次の報告の場で「なぜこの数字なのか」を一言添えてみようか
- ☐ 資料を作るとき、「誰かに説明する場面」を頭に浮かべながら項目を埋めてみようか
- ☐ (後輩A君へ)報告の場はアピールの場でもあるんだよ。数字の裏にある「自分の読み」を少しずつ言葉にしてみようか。それが積み重なって、信頼になるんだよ



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