30代後半・独身の後輩A君へ──老後資金をどう準備する?
後輩A君は30代後半で独身。今のところ結婚の予定はないみたいだね。
そうなると、老後に向けた資産形成が特に重要になってくる。中でも心配なのは老後資金だよね。
今回は、後輩A君が将来安心して暮らすために、具体的にいくら必要で、どう準備すればいいのかを考えてみよう!
年金はどれくらいもらえる?
まずは、将来受け取れる年金額を確認しよう。後輩A君は「ねんきん定期便」を見たことがあるかな?
これは毎年誕生日頃に届く書類で、そこに「老齢年金の見込額(65歳時点)」が記載されているから見てみよう。
ここでは、後輩A君の予定年金受給金額が月15万円としよう。
老後に必要な生活費を考える
老後資金を計算するには、まず毎月どれくらいの生活費が必要かを把握することが大切だよ。
そのために、家計簿をつける習慣をつけるのがおすすめだよ。
📌 おすすめ家計簿アプリ:マネーフォワードME
・キャッシュレス決済と連携できる
・支出を自動で記録できる
・無料でも使えるが、有料版だと同期のタイミングが短くて便利
さて、後輩A君の生活費を月25万円と仮定しよう。
老後資金はいくら必要?
では、年金(月15万円)だけでは足りない分を計算してみよう。
- 生活費:25万円/月
- 年金:15万円/月
- 不足分:10万円/月
仮に後輩A君が90歳まで生きるとすると、65歳からの25年間で3000万円が必要になるね。
貯金 vs 投資:どちらがいい?
もしこの3000万円を貯金だけで用意すると、インフレでお金の価値が目減りする可能性がある。
そこで、投資を活用するとどうなるか考えてみよう。
✅ 投資の場合(年率6%のインデックス運用)
- 2000万円を運用しながら月10万円を取り崩すと、62年間も資金が持つ計算に!
- 90歳時点で1800万円が残るので、想定外のインフレにも対応できる
もちろん、投資にはリスクがある。
✅ 株価が短期的に下がることもあるので、長期的な視点で続けることが大切!
どうやって老後資金を貯める?
では、老後資金2000万円を65歳までに準備するには?
方法 | 必要な積立額 |
---|---|
貯金のみ(利息なし) | 7万円/月 |
投資(年率6%で運用) | 3万円/月 |
後輩A君は65歳まで25年あるので、投資を活用すれば月3万円の積立で2000万円を達成できる!
これはNISA枠(1800万円)で運用すれば、税制メリットも活かせるよ。そしてのこりの200万円は特定口座で運用ということになるよ。
さらに、月5万円を目標にすれば、65歳時点で3000万円に到達!
これなら老後の不安も減り、定年前に旅行や趣味も楽しめるね。
💡 計算には野村證券の「みらい電卓」を使用しました
5. 次回は…
次回は、
✅ 月5万円の貯蓄を実現するための家計の見直し方
✅ 実際にどの投資商品を選ぶべきか
を一緒に考えていこう!
後輩A君、老後に向けてしっかり準備していこう!
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