Expand-Archiveを使用してみる。

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目的と背景

windowsでzipファイルを解凍する時にファイルを選択して、右クリックをして、「すべて展開(T)…」を選択して解凍することができます。この時に100個200個のZIPファイルを解凍しようとすると「すべて展開」が反応しないことがあります。このためコマンドライン(DOS)を使用して解凍した方が良いことがあります。その時のためにコマンドラインの使用方法について説明します。

Expand-Archiveコマンドの概要

Expand-Archive コマンドは、PowerShellでZIPファイルを展開するためのコマンドです。これを使うことで、圧縮されたファイルの中身を指定したディレクトリに解凍することができます。

基本的な使い方

コマンドの基本構文

Expand-Archive -Path <ZIPファイルのパス> -DestinationPath <展開先のパス> [-Force]
主要なオプションとその説明

  • -Path:解凍するZIPファイルのパスを指定します。
  • -DestinationPath:展開先のディレクトリを指定します。
  • -Force:同じ名前のファイルが存在する場合に上書きします

使用例(シンプルな例)

Expand-Archive -Path “C:\example\archive.zip” -DestinationPath “C:\example\extracted” -Force
詳細なオプション

-Pathオプションの説明

説明: 解凍するZIPファイルのパスを指定します。
使用例: -Path “C:\example\archive.zip”
詳細: 必須項目で、解凍したいZIPファイルのフルパスを指定する必要があります。

-DestinationPathオプションの説明

説明: 展開先のディレクトリを指定します。
使用例: -DestinationPath “C:\example\extracted”
詳細: 必須項目で、解凍されたファイルが保存されるディレクトリのフルパスを指定します。

-Forceオプションの説明

説明: 同じ名前のファイルが存在する場合に上書きします。
使用例: -Force
詳細: オプション項目で、既存のファイルを上書きする場合に使用します。このオプションがない場合、同じ名前のファイルが存在するとエラーが発生します。

実践例

特定のディレクトリにZIPファイルを展開する方法
例えば、C:\example\archive.zipというZIPファイルをC:\example\extractedというディレクトリに展開したい場合、以下のコマンドを使用します。Expand-Archive -Path <ZIPファイルのパス> -DestinationPath <展開先のディレクトリのパス> -Forceが基本になります。具体的な例としては以下になります。

Expand-Archive -Path “C:\example\archive.zip” -DestinationPath “C:\example\extracted” -Force

ファイルの上書き展開の方法
オプションの -Force を使用することで、既存のファイルを上書きすることができます。

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