前回の記事で、ワンストップ特例の期限(1月10日)をぶっちぎってしまい、見事に「確定申告」行きが決まった後輩A君。
今、「はぁ…面倒くさい…。どうせやるなら、パパッと終わらせたい…」なんて、この世の終わりみたいな顔をしてないかな?
まあ、気持ちは分かるよ。
でも、ちょっと待って。
転んでもただでは起きないのが、デキる社会人ってもんでしょ?
どうせ面倒な確定申告をしなきゃいけないなら、拾えるお金は全部拾っておかないと損だよね?
……今、「え? でも自分、去年入院とかしてないし、医療費なんて全然かかってない。10万円なんて絶対いってないから関係ないよ」って思った?
出た、その思い込み!
「医療費控除=年間10万円以上」だと思ってるなら、君は結構な損をしてるかもしれないよ。
実は、たった「1万2,000円」から税金が戻ってくる制度があるんだ。
今日は、A君みたいな健康な会社員こそ知っておくべき「隠れ医療費控除」の話をするね。
そのレシート捨てないで!「セルフメディケーション税制」って知ってる?
「セルフメディケーション税制」。
なんか強そうな名前だけど、要するに「薬局で買った薬代が戻ってくる(控除される)制度」のことなんだ。
普通の医療費控除は、さっきA君が想像した通り「年間10万円」を超えないと使えない(年収が低い場合の例外はあるけど、君なら10万円だね)。
でも、このセルフメディケーション税制なら、足切りラインはなんと年間1万2,000円。
自分だけじゃなく、生計を一にする家族がいれば全員分合わせてOK。
1万2,000円を超えた分が、所得から控除されるんだよ。
どんな薬が対象なの?
「でも、特別な薬じゃないとダメなんでしょ?」って心配してる?
ううん、全然。ドラッグストアで売ってる「ごく普通の市販薬」の多くが対象だよ。
これを「スイッチOTC医薬品」って言うんだけど、例えばこんなやつ。
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風邪薬(パブロンとかルルとか)
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解熱鎮痛剤(ロキソニン、イブ、バファリンとか)
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花粉症の薬(アレグラ、アレジオンとか)
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胃腸薬(ガスター10とか)
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湿布(サロンパスとかフェイタスとか)
どう? 心当たりないかな?
後輩A君、去年の春、花粉症で苦しんでなかったっけ?
「目が痒い〜」って、高いアレルギー薬を買ってた記憶があるんだけど。
あと、デスクワークで頭痛がするって、痛み止めや湿布も買ってなかった?
ドラッグストアのレシート、まだ残ってるなら見てみてほしいな。
商品名の横に「★」とか「セルフメディケーション税制対象」ってマークがついてたら、それがお宝だよ。
会社員ならクリアしてるはず! 適用条件は「健康診断」
ただ、この制度を使うには一つだけ条件があるんだ。
それは、「健康の維持増進に努めていること」。
具体的には、会社の健康診断や、インフルエンザの予防接種を受けている必要があるんだよ。
後輩A君なら、会社の健康診断は受けてるよね?
もし「結果表、どこやったっけ…」ってなってたら、今のうちに探しておこう。
その「健康診断の結果表」は、確定申告の時に「受けましたよ」っていう証明として提示が必要になる(または家で保管が必要)だから、絶対に捨てちゃダメだぞ。
注意!「普通の医療費控除」とは併用できない
ここで一つだけ注意点があるんだ。
この「セルフメディケーション税制」と、従来の「医療費控除(10万円のやつ)」は、どっちか片方しか使えないってこと。
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パターンA: 入院したり歯医者でインプラントしたりして、医療費がガッツリ10万円を超えた人
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→ 従来の「医療費控除」を使うのがお得!
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パターンB: 病院にはあまり行かなかったけど、高い花粉症の薬とか頭痛薬をドラッグストアで1万2,000円以上買った人
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→ 「セルフメディケーション税制」を使うのがお得!
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後輩A君の場合は、間違いなく「パターンB」だよね。
今すぐやるべき「宝探し」
さあ、話は分かったかな?
どうせふるさと納税のために確定申告をするんだもん。
入力する項目が1個や2個増えたところで、手間は大して変わらないよ。
今すぐ財布の中、引き出しの中、家計簿アプリを確認してみよう!
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ドラッグストアのレシートをかき集める
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「★マーク(対象商品)」がついているかチェックする
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合計金額を計算する
もし1万2,000円を超えていたら……おめでとう!
確定申告で、払いすぎた税金を取り戻せるチャンスだぞ!
去年の春にまとめ買いした薬のレシート、まだ残ってることを祈ってるよ。
面倒な確定申告、どうせなら「得するイベント」に変えちゃおう!
【今回のチェックリスト】
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[ ] 会社の健康診断の結果表はある?(捨ててないよね?)
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[ ] ドラッグストアのレシート(風邪薬・花粉症薬・痛み止め等)はある?
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[ ] 合計金額は1万2,000円を超えている?


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