お疲れ様、後輩A君。 金曜日だね。一週間、本当によく頑張った。
……おや、もうカバンを持ってダッシュする体勢だね。 「お疲れ様でした! 飲みに行ってきます! 週末だー!」
ふふ、その元気があるのは素晴らしいよ。 でも後輩A君、ちょっと待って。 そのまま帰ると、来週の月曜日にまた「同じミス」をして凹むことになるかもしれないよ?
騙されたと思って、あと15分だけ時間をくれないかな。 SEの現場では当たり前にやっている「KPT(ケプト)」という魔法の振り返りを教えるから。
これをしてから帰るのと、しないで帰るのとでは、週末のビールの味が変わるんだよ。
1. やりっぱなしは「経験」にならない
君はこの一週間、たくさんの仕事をしたよね。 うまくいったこともあれば、失敗したこともあったはずだよ。
でも、それを振り返らずに週末に突入してしまうと、記憶がリセットされてしまう。 それは「経験」をドブに捨てているのと同じなんだよ。
ノートを1ページ開いて、「K・P・T」の3つを書き出してみよう。
2. K(Keep):良かったこと、続けたいこと
まずはKeep。「うまくいったこと」だ。 どんな些細なことでもいいよ。
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「今週は自転車通勤で、毎日遅刻しなかった」
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「水曜日にパスワード管理ツールを導入した」
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「節分の日に、すぐメールを返信できた」
どう? 書き出してみると、「意外と自分、頑張ったじゃん」って思えない? この「自己肯定感」を持って週末に入ることが大事なんだ。
3. P(Problem):悪かったこと、課題
次はProblem。「うまくいかなかったこと」や「困ったこと」だ。
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「木曜日の午後は集中力が切れてしまった」
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「デスクの上が書類で散らかってしまった」
ここは正直に書こう。 でも、自分を責める必要はないよ。「事実」として認めるだけでいいんだ。
4. T(Try):次にやること
最後が一番重要。Try。「来週どうするか」だ。 Problemを解決するための、具体的なアクションを決めよう。
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「集中力が切れたら、15分の仮眠(パワーナップ)をとる」
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「金曜日の帰る前に、机の上を片付ける」
ここまで決まれば、もう悩みは「タスク」に変わる。 「どうしよう…」とモヤモヤしたまま土日を過ごさなくて済むんだよ。
結論:脳のキャッシュをクリアして帰ろう
KPTを書き出すことは、パソコンで言うなら「メモリの解放」や「キャッシュのクリア」と同じだよ。
頭の中に残っている「やり残した感」や「失敗のモヤモヤ」を、全部ノートに吐き出して整理する。 そうすることで初めて、本当の意味で仕事モードを「シャットダウン」できるんだよ。
さあ、15分経ったね。 KPTは書けたかな?
よし、これで君の今週は「完結」だ。 胸を張って、最高の週末を楽しんでおいで!
お疲れ様!
【金曜日のミッション:週末のための15分】
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[ ] 今週の業務日報や手帳を見返す
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[ ] ノートに線を引いて「K・P・T」の欄を作る
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[ ] それぞれ最低1つずつ書き出して、ノートを閉じてから帰る


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