おはよう、後輩A君。 週末はどう過ごしているかな。実は私、今声がガラガラなんだよ。
今、札幌の実家に帰省しているんだけど、木曜日から80歳を超える両親に向けて、計8時間にも及ぶ「iPhone教室」を開いていたからなんだよね。今日は、その過酷だったスマホ教室から学んだ「人にものを教える時のスタンス」について話してみようか。
1. 「教え方が悪い」と言う生徒たち
3G携帯が使えなくなるのを機に、両親にも便利なスマホを使えるようになってほしくてね。耳も遠くなっているし、老いで手も震える中、なんとか電話とSMSだけでも使えるようにマンツーマンで特訓をしたんだよ。
でもね、正直言って私の両親は「生徒としては最低」だったんだ。 「わからないんだから教えるのは当たり前だ」「お前の教え方が悪いからわからないんだ」と、あからさまに態度に出してきてね。身内だからこその甘えもあるんだろうけれど、教える側としては本当に骨が折れる時間だったんだよね。
2. 相手のためを思うなら、毅然と叱ることも必要
システム保守の現場でも、ユーザーに新しいツールの使い方を説明する時、こういう「受け身で非協力的な態度」に出会うことがあるよね。
そういう時、波風を立てないようにただ優しく「はいはい」と機嫌を取って、代わりに操作してあげるのは簡単なんだよ。でもね、私は両親に対して「そんな態度は良くない」「それが人に物を教わる人間の言うことか」「さっきの話、ちゃんと聞いていたの?」と、はっきりと毅然とした態度で接したんだ。
不思議なことに、そうやって厳しく線を引いて接した方が、結果的に相手の理解も早かったんだよね。 本当に相手に「使えるようになってほしい」と願うなら、ただ甘やかすのではなくて、時には毅然とした態度で「学ぶ姿勢」から正してあげることも、教える側の責任なんだよ。
3. プロの時間の価値と、本当の目的
私が普段、ITのプロとしてマンツーマンで技術指導をしたら、1時間で2万円以上の価値が発生する仕事なんだよね。 もちろん両親にお金の話はしないけれど、自分が提供しているスキルや時間の価値には、それだけの重みがあるというプライドは常に持っていたいんだよ。
でもね、時間をかけて、声を枯らしてまで私が手に入れたかった本当の価値(目的)は、「両親が自分でスマホを操作して、私に連絡をくれるようになること」なんだよね。 相手が自立して、新しいシステムを使って自分と繋がってくれる。その瞬間のために、私たちは泥臭くシステムを教え、サポートしているんだよ。
結論:ユーザーや後輩には、毅然とした愛を持って接しようか
後輩A君もこれから先、現場で新しいメンバーに仕事を教えたり、ITに不慣れなユーザーをサポートしたりする機会がどんどん増えていくと思うんだ。
その時は、ただ優しいだけの「イエスマン」になるのではなくて、相手が本当に自立できるように、ダメなものはダメと毅然とした態度で導いてみようか。 教えることは根気がいるけれど、相手が自分の力でシステムを使えるようになった時の喜びは、何にも代えがたいものなんだよね。
さあ、私もガラガラの声を休めつつ、両親からの初めてのSMSを気長に待ってみようと思うんだよ。君も、有意義な週末を過ごしてね。
【週末のミッション:教え方を振り返ってみようか】
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[ ] 後輩やユーザーに何かを教える時、ただ代わりにやってあげる「過保護」になっていないか振り返ってみようか
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[ ] 相手が学ぶ姿勢を見せない時は、プロとして毅然とした態度で線を引く勇気を持ってみようか
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[ ] (後輩A君へ)自分の持っているITスキルの「価値の高さ」に、もっと自信とプライドを持ってみようか


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