1. 自分には気になっていることがありました。
心の奥底にずっと引っかかっていることがありました。それは、みずほ銀行の口座です。東北への転勤が決まったとき、全財産を管理するためにこの口座を開設しました。みずほ銀行に全財産を預け、生命保険の引き落とし口座にも設定しました。しかし、東北での仕事は思うようにいかず、口座に入金する余裕もありませんでした。転勤が終わり、生命保険を解約し、他の引き落としもなくなり、キャッシュカードをなくし、暗証番号も忘れ、登録した印鑑もわからなくなってしまいました。いつしか、みずほ銀行の口座は存在しないものとして心の中に封印されてしまったのです。
2. 解約への道のり
ここ1〜2年で家計の最適化を進めてきた私は、友人から「銀行口座の最適化もしたら?」と言われ、みずほ銀行の口座を解約する決意を固めました。しかし、キャッシュカードも暗証番号もわからない、通帳はあるけれど印鑑も不明、さらに何度も引っ越しをしているため、当時の自分と今の自分をつなげるのは不可能に思えました。
まずはGoogle先生に相談しました。すると、「身分証明書と印鑑が必要で、窓口で手続きすれば時間はかかるが解約できる」との情報を得ました。AIにも聞いてみると、どの支店でも解約可能とのこと。平日の午後に休みが取れる日があったので、「まずは行動しよう。足りない書類があればその場で教えてもらえばいい。命まで取られることはないし、解約が不可能でも数万円が消えるだけ。一度は諦めたお金だからやってみよう!」と決意しました。
準備したものは以下の通りです:
- 身分証明書:運転免許証、マイナンバーカード
- 通帳:解約対象の通帳
- 印鑑:昔実印登録したものから、口座開設に使った可能性がある印鑑すべて(5本くらい)
3. クライマックス
休暇を取った日の午後、私はみずほ銀行のA支店に向かいました。そこは口座を作成した支店でもなく、一度も住んだことのない街の支店でした。「口座を解約したい」と受付で伝え、番号札を受け取りました。程なくして窓口に呼ばれ、身分証明書を提示し、必要な書類に記入しました。「最後の利用から10年以上経っていますね…。時間がかかりますが、外出される場合は戻った時にお知らせください」と言われましたが、私は待つことにしました。
そして、「口座を解約したい」旨を受付で伝えて、番号札を受取待機しました。程なく、窓口に呼ばれて、そこで説明をすると「身分証明証を見せてください」「はい、運転免許証です」「この資料を書いてください」「現住所を書いて…、解約をお願いします」「はい、身分証明書をお返しします。最後のご利用から10年以上経っていますね…。時間がかかりますけど、外出される場合は戻った時に更新に戻った旨をお伝えください」「待ちます」「口座にあるお金は現金でお持ちになりますか?」「大して入っていないので、現金でお願いします」「はい、わかりました。お待ちください」とのことでした。
本当に解約できるのか、何度も呼ばれて何かを証明しなければならないのか、不安と期待が入り混じる中、2時間ほど待ちました。ついに窓口から呼ばれ、現金を持ったお姉さんが「大変お待たせしました」と言った瞬間、「解約できたんだ」と実感しました。
4. 結論
私の結論は以下の通りです:
- 時間はかかるが、解約は可能
- 難易度は低い
- お土産(現金)をもらえる可能性がある
通帳しかない状態で身分証明書の住所が一致しないという難易度の高い状況でも、待ち時間は辛かったですが、不要な口座は解約すべきだと感じました。口座には20万円ほどあり、それを先日購入したMacBook Airの支払いに使うことにしました。
5. 今後の予定
20年以上使っていないゆうちょの口座があります。ここは貧乏な時代にどうにか楽してお金を増やそうと何千円かの定期預金を預けた口座です。
次の平日の休みに挑戦してみようと思います。そして、お土産があったら美味しいものをいただこうと思います。
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