ENGINEER EDUCATION PROGRAM
個人情報
保護法
実践ガイド
エンジニアが現場で知っておくべきこと
〜 今日から使える実践知識 〜
PI
INTERNAL USE ONLY
CONTENTS
本日の
テーマ
01
個人情報とは何か
定義と対象範囲
02
エンジニアが直面するリスク
現場で起きやすいシーン
03
保守開発で守る 8つのルール
具体的なNG・OK例
04
現場でやりがちな違反 TOP 3
インシデントから学ぶ
05
漏洩時の対応フロー
いざというときの動き方
06
日常業務チェックリスト
今日から使えるセルフチェック
01 — DEFINITION
個人情報とは?
氏名・生年月日・メールアドレス・電話番号など、
特定の個人を識別できる情報
のすべてが対象。
氏名
生年月日
メールアドレス
電話番号
住所
顔写真
IPアドレス(紐付き)
Cookie ID(紐付き)
⚠ 違反した場合、会社に行政処分・罰則が科される可能性があります。「自分には関係ない」では済まされません。
02 — WHY IT MATTERS
エンジニアが知るべき理由
▲ エンジニアが関わるリスク
▸
DB・ログに個人情報が混入する
▸
テスト環境で本番データを使ってしまう
▸
外部APIへ個人情報を渡してしまう
▸
アクセス権の設定・管理ミス
✓ 知っていると守れること
▸
情報漏洩・不正アクセスを防止できる
▸
会社とお客様への信頼を守れる
▸
法律違反を未然に防げる
▸
万が一のときも適切に動ける
💡 損害賠償・行政処分につながる前に、
日常のチェック習慣
で防ぐことができます。
03 — 8 RULES
保守開発で守る 8つのルール
①
個人情報の把握・台帳管理
どのDBに何があるかを一覧管理。引き継げる状態に。
OK ▸ 台帳で管理
②
本番データをテストに使わない
ダミー・マスキンデータのみ使用。
OK ▸ ダミーデータ
③
アクセス権限の最小化
必要な人だけに絞る。退職・異動時は即削除。
OK ▸ 個人アカウント
④
ログへの個人情報混入防止
氏名・メアドをログに出力しない。IDのみ。
OK ▸ IDのみ出力
⑤
外部サービス連携の確認
API連携前に利用規約で第三者提供を確認。
OK ▸ 規約を確認
⑥
保存期間と削除
不要な情報は速やかに削除。期限は自動化を。
OK ▸ 自動削除
⑦
漏洩時の報告義務
2022年改正で義務化。発見したら上長へ即報告。
OK ▸ 即報告
⑧
委託先の管理責任
外部委託先の管理は「自社の責任」。契約書に明記。
OK ▸ 契約書に明記
04 — TOP VIOLATIONS
現場でやりがちな違反 TOP 3
🥇
VIOLATION
本番データをテストに使う
実データが開発者全員に見える状態に。DBダンプが外部に漏れるリスクも高い。
TODAY'S ACTION
マスキング済み・ダミーデータを使う
テスト璨データを事前に整備してチーム内で共有する
🥈
VIOLATION
ログに個人情報をそのまま出力する
ログ閲覧者全員に見える。外部監視ツールへの転送で第三者提供になる場合も。
TODAY'S ACTION
IDやハッシュ値のみ出力
チームでルールを統一し、コードレビューでチェックする
🥉
VIOLATION
退職者のアクセス権が残ったまま
退職後もDBやシステムにアクセスできる状態が続く。
TODAY'S ACTION
オフボード手順に権限削除を追加
退職手続きのチェックリストに「アカウント削除」を必須項目として追加
05 — INCIDENT RESPONSE
漏洩が起きたときの対応フロー
STEP 01
発見・
初動
影響範囲の確認
拡大防止措置
→
STEP 02
上長へ
報告
隠さず・すぐに
事実を報告
→
STEP 03
社内調査
・記録
原因の特定
証跡の保全
→
STEP 04
当局・
本人通知
個人情報保護委員会
への報告(義務)
⚠
2022年改正
により、一定規模以上の漏洩は当局への報告・本人への通知が法的義務となりました
06 — DAILY CHECKLIST
日常業務チェックリスト
TESTING
テスト環境に本番データを持ち込んでいないか
ダミーデータ・マスキングデータを使用しているか
LOGGING
ログに氏名・メールアドレス等が出力されていないか
外部監視ツールへ個人情報が転送されていないか
EXTERNAL API
APIに個人情報を渡す前に利用規約を確認したか
ACCESS CONTROL
退職・異動者のアクセス権を削除したか
DBアカウントは個人ごとに発行されているか
DATA RETENTION
保存期限を過ぎた個人情報を削除したか
OUTSOURCING
外部委託先との契約書に個人情報の取扱いが明記されているか
TAKEAWAY
迷ったら
隠さず
相談を
個人情報の取り扱いで判断に迷ったときは、「上長への確認」を迷わず選んでください。
決済情報・医療情報・会員の個人情報など、漏れると致命的な情報を扱う場合は必ず法務担当者にも確認を。
🔒 一人で抱え込まない。
それが最大の予防策です。
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